BMW「i8」に酷似した中国EVメーカ・Qiantu「K50」がアメリカにて製造されることが判明。価格はスペックの割にハイパーカーレベル
あのBMW「i8」に酷似した中国モデルがアメリカにて製造されることに
中国のEV自動車メーカ・Qiantu Motorsは、前回の北京モーターショー2018(別名:オートチャイナショー2018)にて、2016年後半に一度公開済みであったBMW「i8」にとにかく酷似しているEVスーパーカー「K50」の最終量産版を公開しましたが、この個体がアメリカ・カリフォルニアに拠点を置くMullen Technologies社と提携することで、”アメリカにて製造する”計画を発表しました。
中国メーカでは作れない部分をアメリカが担当することに
これは、Automotive Newsが明らかにしたもので、両社は「K50」をアメリカ規格に準拠させ、更にこの個体をアメリカにて販売することも明確にしました。
正式な生産予定は2020年となっていますが、もしこの計画が進めば、世界でも非常に数の少ないクーペタイプの電気自動車モデルとして一気に注目を浴びることとなります。
今回アメリカでも販売されることとなった「K50」は、Mullen Technologies社がアルミニウムフレームとカーボンファイバボディクロージャーの製造を担当し、電動パワートレインから発生するシステム出力407ps(アメリカ仕様)に耐え得るパーツフレームの製造を任されることになります。
一方で中国仕様のパワートレインついては、78kWhのバッテリパックとデュアルモータを搭載することで、システム出力435ps/最大トルク680Nmを発揮し、パフォーマンス性については0-100km/hの加速時間が4.6秒以内、最高時速は200km/h、フル充電による最大航続可能距離は380kmを予定しています。
それ以外に標準的に装備されるものとしては、LEDライトやフレームレスウィンドウ、19インチ鍛造アルミホイールを備え、何とルーフにはソーラーパネルを搭載するとのこと。
インテリアについては、レザー&スエードを採用したスポーツシートに、シートヒータ&シートベンチレーションを設定。その他には本革製ステアリング+ステアリングヒータ付や自動気候制御システム、10.1インチデジタルインストルメントクラスター、GPSナビゲーション&音声認識技術を備えた15.6インチのインフォテイメントシステム、4G&Wi-Fi接続、プッシュボタン式パワースターター、サブウーハー付6スピードオーディオシステムを搭載します。
気になる価格帯についてですが、アメリカでの販売価格は公表されていないものの、中国では約8,500万円から販売されるとのこと。
販売台数について明らかになっていませんが、”限られた数を予約にて受付”とのことなので、おそらく中国やアメリカにて販売される数も限定されるものと考えられます。
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Reference:CARSCOOPS