ホイールメーカHREから次世代3Dプリンタホイールを発表。その重さ何と7.25kg!鍛造と異なって超軽量で材料ロスは75%もカット【動画有】

2020-05-27

~今後のトレンドになるであろう3Dプリンタホイールが更に進化~

今後数年間で急成長するであろう3Dプリンタ技術ですが、以前より大きな話題を呼んでいたホイールメーカHREから、鍛造ホイールよりも更に軽量で複雑なデザインを可能とする3Dプリンタ技術によるチタン製ホイールの第2世代モデルが発表されました。


~3Dプリンタは材料の無駄分を抑える夢の技術~

2018年11月にHREホイールから発表された3Dプリンタホイールコンセプトですが、テクノロジーの無限の可能性を示す作品でしたが、品質面の低さや耐久度の関係からコンセプト止まりでした。
ですが、今回はGE Additive社との共同開発によって、ベースのデザインを改善することに成功。

ホイールの重さもフロント20インチが9kg→7.25kg、リヤ21インチが10.4kg→8.6kgにまで軽量化されています。
またこの3Dプリンタホイールは、センターキャップとスポークを車両に固定するラグシート部分を含む6つのパーツに構成される一方で、更なる再設計によってセンター部分と印刷技術の大幅な向上により、5つの印刷セクションにて構成された複雑なユニットになっています。

そしてここからが3Dプリンタ技術の一番のメリットだと思いますが、通常鍛造やアルミホイールは、ホイールの製作工程において、最終製品へと仕上げるためには、加工前から80%もの材料を取り除く必要がありました。
しかし、3Dプリンタ技術では僅か5%のロスに抑えられるため、同じホイールサイズでも75%もの無駄分を無くすことができますし、製作工程も圧倒的に省くことができるので非常に効率的といえますね。

もちろん、3Dプリンタの大きな魅力ポイントは、その複雑すぎるデザインをいとも簡単に製作できてしまうことで、インターレーススポークのような複雑なデザインも可能としますが、最も気になるのはその耐久度。
一つ一つのスポークの線があまりにも細すぎるので、簡単に折れてしまう?との疑問も多数ですが、そういった耐久度も考慮しての設計なので、品質面も相当に高くなっていると考えられそうです。

【HRE3D+ 3D-PRINTED TITANIUM WHEEL | THE SECOND GENERATION】

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Reference:CARSCOOPS