【一体総額いくら?】ギニア副大統領から押収したランボルギーニ「ヴェネーノ・ロードスター」とケーニグセグ「One:1」、マクラーレン「P1」、ブガッティ「ヴェイロン」含む25台のスペシャルモデルたちがオークションにて出品へ

2020-05-27

~一体なぜ?とんでもない限定モデルたちが一挙にオークションにて出品へ~

2019年9月末に開催されるBonhamゴルフ&カントリークラブ・オークションにて、ギニア副大統領であるTeodoro Nguema Obiang Mangue氏が所有していたランボルギーニ「ヴェネーノ・ロードスター」やケーニグセグ「One:1」、マクラーレン「P1」、ブガッティ「ヴェイロン」を含む25台のハイパーカー/スーパーカー/ラグジュアリーカーが一挙に出品されることがわかりました。

これらの個体は、1979年に某氏が副大統領に就任してから、治安条件の悪いギニアにて国民の税金をこれでもかというぐらいに使ってきた(マネーロンダリング)ことが大きな原因で、2016年にスイス当局が押収したモデルとなるため、これらを”処分”する目的でオークションにて出品するとのこと。


~どんなモデルが出品されるか見ていこう~

ランボルギーニ「ヴェネーノ・ロードスター」

早速出品される個体を見ていきましょう。
まずは世界限定9台のみ(クーペは3台のみ)販売されたランボルギーニのスペシャルモデル「ヴェネーノ・ロードスター」。
価格にして5億円以上もするランボルギーニ史上最高額のスーパーカーですね。

バルーンホワイトのようにも見えるコチラの個体、塗装代だけでも数百万円にも上ると言われ、内装のレザーホワイトも含めるとスーパーカーが一台購入できてしまう程。

公道にはあまりにも不釣り合いともいえる「ヴェネーノ・ロードスター」ですが、実はこの個体、海外ユーザからはとにかく評判の良くない一台と言われていて、カラーのセンスやホイールデザインから”レプリカモデルじゃないの?”と言われてしまう程。

それだけこの派手なスタイリングに見合わないデザイン(オーナーのセンス?)なのだと表現したいのだと思いますが、ここまで不評を貫いてしまうのもかなり珍しいとは思いますね。

ケーニグセグ「One:1」

こちらは世界限定6台+1台のみ販売されたケーニグセグ「One:1」。
ボディカラーは非常に珍しいブルーカーボンを採用していて、オプション費用だけで約1億円にも上るケーニグセグ史上最もお金のかかっている一台。
中古車市場では、10億円以上にて取引されることもある非常に希少な個体となっています。

ケーニグセグ「One:1」の名称は、車体重量が1,360kgであるのに対して最高出力も1,360psであることから、パワーウェイトレシオが1:1であるため、それに合わせて「One:1」という名称がつけられたメガ・カー(メガ・カーは、最高出力1,360psが1メガワットに相当することから命名)となります。

マクラーレン「P1」

続いては、マクラーレンのアルティメットシリーズで、唯一のハイブリッドモデルとなる「P1」。
世界限定375台のみ販売されたうちの1台で、今現在でも高値で取引されるマクラーレンのモデルの中でも非常に価値のある一台となっています。

ブガッティ「ヴェイロン」

そして最後はブガッティ「ヴェイロン」。
ブガッティが定める厳しい審査を通過した者だけが購入できる一台で、世界限定450台のみ販売されたうちの1台。
ボディカラーは何とも珍しいマイアミブルー系ですが、このモデルもギニアではとにかく不評の一台だったとのこと。

~その他にも豪華なモデルが多数出品へ~

なお、今回のオークションでは、これらのモデル以外にもフェラーリ「エンツォ・フェラーリ/ラ・フェラーリ/F12tdf」、アストンマーティン「One77」、マセラティ「MC12」、ポルシェ「カレラGT」、ベントレー、メルセデスベンツ・マイバッハ等の合計25台全てが出品される予定となっています。

これら全てを含めての予想落札価格は14億円以上(意外とそこまで伸びないかも…?)と言われていて、オークションにて得られた収益金は全て、ギニアの社会プログラムへと寄付される予定となっています。

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Reference:GTSPIRIT.com