3Dプリンタで作られたランボルギーニ「アヴェンタドール」のレプリカが登場!毎日1日1時間半の組立て作業、駆動系とエンジン系以外はほぼ3Dプリンタというド変態仕様【動画有】

2020-05-27

~「アヴェンタドール」が3Dプリンタで?!~

ランボルギーニのフラッグシップV12モデルにてお馴染みの「アヴェンタドール」。
このモデルを自身の手作業にて作り上げよう!ということで、3Dプリント愛好家であり、物理学者としての肩書も持つスターリング・バッカス氏が、息子と一緒に自宅のデスクトップ3Dプインタを活用して、毎日1時間半の作業時間を設けて作り続けてきたとのこと。


~きっかけは息子がプレイしていたレーシングゲームだった!~

スターリング・バッカス氏が、ランボルギーニ「アヴェンタドール」の3Dプリンタモデルを製作しようと思ったきっかけは、当時息子が11歳のときにプレイしていたレーシングゲーム「フォルザ・ホライズン(Forza Horizon)3」に登場する「アヴェンタドール」に一目ぼれしてしまったから。

その結果、シャシーやトランスアクスル、エンジン、その他の構造部品を除いた全てのパーツを3Dプリンタと220スプールの熱可塑性プラスチックを用いて作成することを決意。

3Dプリンタを愛してやまないスターリング・バッカス氏は、ヘッドライトやリヤテールライト、通気口、インテリアパーツといったものまで全て3Dプリンタを活用し、更にはカーボンファイバパーツを使用する部分においても、カーボンファイバのケブラーを使用したカプセル化法によって見事再現。

少しずつ「アヴェンタドール」が具現化する中で、スターリング・バッカス氏の3Dプリンタを用いた技術にも熱が入ります。

~エンジンはアメリカ、足周りにはドイツという3か国の協定が結ばれる~

そして最も気になるエンジンについてですが、これはさすがにV12エンジンを搭載することはできなかったものの、その代りとして2003年式のシボレー「コルベット」に搭載された排気量5.7L LS1型V型8気筒エンジンを採用し、更にトランスアクスルにはポルシェ「911(996世代)」を流用するというアメリカ(シボレー)とイタリア(ランボルギーニ)、ドイツ(ポルシェ)の融合がここに誕生。

シャシーについても、スターリング・バッカス氏がゼロから作り上げたということで、更には片持ち梁のコイルオーバーサスペンションシステムもインストール。

ドアミラーやサイドミラーガラス、ワイパーアーム、バックミラー、ステアリングホイールについては全てアウディ製とのことで、可能な限りランボルギーニを本物に近づけようという努力が見られますね。
ちなみにリヤエキゾーストパイプのレイアウトとリヤディフューザーのスリットの深さは「アヴェンタドールSV」に寄せています。

なお、この3Dプリンタ製「アヴェンタドール」の製作期間は約1.4年、投資額は217万円とのことで、意外にもリーズナブルな価格帯にて製作が完了していますが、まさかちょっとした思い付きときっかけだけでここまで仕上げるとは誰も想像していなかったでしょうね。とんでもなくド変態な一台だと思います。

【Update on Aventador look a like】

☆★☆レプリカモデル関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:motor1.com