転売目的でオークションに出品された米トヨタ・新型「GRスープラ」の限定モデル”ローンチ・エディション”。予想額に到達しなかったため落札されなかったことが判明

2020-05-27

~あのローンチエディションが落札できなかった?!~

先日、アメリカ市場において限定1,500台のみ販売された、新型2ドアスポーツクーペ「GRスープラ”ローンチ・エディション”(Toyota GR Supra Launch Edition)」がジョージア州マリエッタにあるネクサスオートブローカーを通じてBring A Trailerのオークションにて出品され、新車販売価格となる約600万円を遥かに上回ることが予想された期待の一台でしたが、結果的にこの価格帯を若干上回る程度で、出品者の希望額に達しなかったことから落札されなかったことが明らかとなりました。


~改めて「GRスープラ”ローンチ・エディション”」は従来と何が異なるの?~

今回出品された「GRスープラ”ローンチ・エディション”」は、ホワイトメタリックのボディカラーに身を纏い、グロスブラックの鍛造ホイールやレッドカラーにペイントされたサイドミラーキャップが標準装備されるのですが、今回のモデルでは、高級感を加味したカーボンファイバ製ミラーキャップが装着されています。

インテリアは、非常にスポーティなクリムゾンレッドのフルレザーシートが標準装備され、ステアリングやセンターコンソールにもレッドのアクセントを加味したレザーが採用された、現代の「スープラ」らしいレイアウトとなっています。

そんな希少性の高い今回の限定モデルですが、オークションでは約612万円の入札が入ったものの、出品者はおそらく1.000万円レベルの落札を想定していたのでしょうか、今回の入札額では全く納得いくことなく、すぐさまオークションを取りやめにしたそうです。

~価格が伸びなかった原因は、とあるライバルモデルの出現か?~

おそらくですが、このモデルが期待できる落札額に到達できなかったのは、2019年7月18日に発表されたシボレーの新型ミドシップスーパースポーツ「コルベットC8(Chevrolet Corvette C8)」が登場したことが大きな要因と考えられ、フェラーリのようなスーパーカールックのスタイリングと、アメ車特有の大排気量V8エンジン、そして上質なインテリア、スーパーカー顔負けのパフォーマンス、そしてこれだけのスペックを持ちながら約600万円という低価格にて購入できるというコストパフォーマンスが主ではないかと考えています。

こうしたとんでもない競合が登場したことにより、「GRスープラ」のブランド力に影響を与えたのではないかと考えていますが、今後この特別モデルの「GRスープラ」が再度出品されるのか、それともコレクションとして保管されるのかは定かになっていません。

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Reference:CARSCOOPS