スズキ新型「ジムニー」の5ドアモデルは2020年後半にデビューすると報道。10月時点での最新納期情報も含めて早速スズキ・ディーラにて確認してきた!
~ほんの少しずつではあるが、新型「ジムニー」の納期も縮まってきている?~
2018年7月5日に発売がスタートして1年以上が経過しているスズキの新型オフロード四輪駆動モデル「ジムニー/ジムニー・シエラ」。
新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」の月販台数は当初、それぞれ1,000台/100台という計画で進められると報じられましたが、発売前であるにも関わらず、既に1年半~3年というスーパーカー/ハイパーカー並みのとんでもない納期回答がされていました。
そして1年以上が経過した2019年10月ですが、実際にスズキ・ディーラに訪問して確認してみたところ、新型「ジムニー」の最新納期は約半年~1年、そして乗用車モデルの新型「ジムニー・シエラ」が1年以上と、9月時とほぼ変わらずの回答でした。
もちろん、この納期は最長を想定したものであるとして、こうしている間にも先行にてオーダーしていた方がキャンセルをしたりで後でオーダーした方が繰り上げられ、早くとも半年で納車する人もいるそうですから、そこまで急いでいない人は「年内をイメージ」して待っていた方が良いとのことです。
~ところで気になる5ドアモデルの新型「ジムニー」は?~
続いて新型「ジムニー」ベースの5ドアモデルについてですが、これは自動車情報誌ベストカーも報じていて、実際にディーラに取材した内容を見てみると、「メーカとしては開発に取り組んでいるものの、現行の3ドアの生産・納期対応が全く間に合ったいないことから、この状況で5ドアモデルを市販化するのは難しい」という内容でした。
実際のところ、これは私が独自取材したディーラでも似たようなコメントをしていて「まさかジムニーがここまで長期的に人気を得るとは想定していなかった。これによってメーカも計画していた新規モデルの投入がズレ込んできている可能性がある。当初は2020年夏ごろに5ドアモデルを発売する可能性が高かったのですが、最近ではそういった話も無く、もしかすると後延ばしになる可能性も十分にある」というのが回答だったので、やはり当初のスケジュールでは上手くいかない可能性の方が高そうですね。
ただ、スズキはこの5ドアモデルを日本で生産するのではなく、2020年の稼働を目標に設備を拡大しているタイにて生産するとの噂も。
つまり、5ドアモデルの需要が大きく見込まれる国にて即納対応できる体制を持ち、そこから他国での要求等があれば販売していくというスタンスを持っているのかもしれません。
もちろん、日本への導入も十分に考えられる5ドアモデルですが、そうなってくると国産車扱いではなく輸入車扱いとなりますし(ホンダ「シビック・タイプR/シビック・ハッチバック」と似たような感じ)、値引きもほとんど無し、納期も想像以上に長納期となることが十分に想定されるでしょうね。