これは進路妨害になる?東京都中央区にて”あおり運転”と思われるドライブレコーダーの映像が公開。今一度”あおり運転”について考え直してみる【動画有】

2020-05-27

~少なくともこの動画を見て進路妨害と捉えるには無理がある気がする~

11月13日の午前2時23分ごろ、東京都中央区にて「進路妨害の被害を受けた」としてSNSに”あおり運転?”と思われる動画が投稿されたのですが、その動画内容が「本当に進路妨害に値するのか?」について話題となっています。

実際にその動画内容を見てみると、片側4車線の内、右から2番目の車線を走行するドライブレコーダー搭載車両(この時点で72km/hのスピードにて走行するのも中々に危険)ですが、その前方には一番右から左車線へとブレーキをしながら変更するタクシーが走行していますね。

ブレーキしながら走行している理由としては、もしかすると左側2車線へと移る必要があった、もしくは単純にスピードを緩めてオービス等に引っかからないようにしていた等が考えられますが、進路妨害をするのであれば2車線を跨ぐようにして意図的に前を走らせないようにする可能性もあるかと思います。


~反対に撮影車両側が悪質な運転を見せている気がする~

左車線へと移動したタクシーに対して、撮影車両はクラクションを1秒以上鳴らしながら走行していますね。このときかなりブレーキを踏んでいるようですが、そのまま直進していくのであれば、すぐさま右側車線へと変更していればクラクションを鳴らす必要は無かったはず。

タクシーを勢いよく追い越していく撮影車両。この時点でタクシーは進路を妨害しておらず幅寄せなどの悪質な行為もみられません。

ここで見逃せないポイントが。
タクシーを追い越した後、撮影車両が若干左側車線に向けて幅寄せをしていることが確認できますね。もしかすると、進路妨害されたと勘違いをして仕返しをしている可能性がありますが、これでは撮影車側があおり運転を行っていることになってしまいます。

トンネルに突入しますが、「このあとタクシーが追越しを仕掛けるのか?」と思いながら動画を見てみると、何と動画はここで終了。
撮影車両が72km/hのスピードにて走行したところで終了するという残念な動画となっていますが、今一度この動画を見直してみて、タクシーが進路を妨害したり、あおり運転を加えるような部分は見られず、反対に撮影車両が非常に危険な運転を続けている結果に。

最近ニュース等でも、「あおり運転の被害を受けたことがある」というインタビューを見かけますが、あおり運転の被害を受けているドライバ側にも、何かしらの問題があったり(たとえば高速道路にて長時間追い越し車線を走行したり…)、無意識であおり運転を誘発するような運転が見受けられるかと思いますが、今回の動画は、そういった「あおり運転を誘発させる一つの例」だと思われますし、今一度あおり運転や自身の運転を見直す必要があるのではないかと思いますね。

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