【無保険だと何も良いことは無い…】ロンドンにて、親のランボルギーニ「ウルス」に乗っていた息子が無保険だったために強制的に押収→最悪の場合は競売もしくは強制破壊、死刑の可能性も
~無知は時として大きな罪にもなる~
11月14日、イギリスのマンチェスターにてランボルギーニ「ウルス(Lamborghini Urus)」に乗っていた男性が警察に呼び止められ、(特にこれといった危険な運転も違反も行っていないのに)強制的に押収されるというトラブルが発生しました。
押収された理由としては、「ウルス」を運転していた男性が無保険であったとのことで、イギリスでは保険に加入していなかった場合、非道的な地位に分類されるとして、何かしらの制裁を受けることになっているそうです。
ただ、「ウルス」に乗っていた男性は「自分は保険に入っているんだ!」と強く抗議したものの、これが全く通らなかったとのこと。
調査した結果、確かに彼は保険に入っていたのですが、どうしてそれが通らなかったのでしょうか?
~この男性が加入していた保険は「ウルス」のものではなかった~
その理由は非常に簡単で、この「ウルス」の所有者は運転していた男性のものではなく、この男性の父親が所有しているもので、保険も父親しか入っていませんでした。
そしてこの息子は、両親が所有するフォルクスワーゲン「ゴルフ(Volkswagen Golf)」の保険しか加入していなかったんですね(息子はまだ免許を取得したばかりで、詳しい保険のことは知らなかった模様)。
なお、今回押収された車両については、息子が本当に保険に入っていることを証明できるものがあれば返却してもらえることが可能だそうですが、もしそれが出来なければ、警察側が競売にかける権利が得られるとのことで、もっと極端なことを言ってしまえば、内容によっては死刑になる例もあれば、見せしめとして強制的に車両を破壊することも可能だそうです。
The driver of this Lamborghini felt the need to use Stevenson Square @GMPCityCentre as a racetrack, in full view of a liveried firearms patrol. Turns out him being a named driver on his parents Golf didn’t cover him to drive the vehicle so it has been seized for no insurance. pic.twitter.com/jOlSSoK0gh
— GMP Traffic (@gmptraffic) November 14, 2019
~過去にはこんな酷い例も~
ちなみに、こちらもイギリスでの出来事ですが、、2017年3月にフェラーリ「458スパイダー」を所有する当時30歳のザヒド・カーン氏が、バーミンガム・クラウン・コートのバーミンガム裁判所付近にて違反駐車していたことが明らかとなり過度な罰金に加えて、さらに2週間後にはWest Midlands警察によって、「458スパイダー」が押収されるといったトラブルが発生していました。
しかも押収されている「458スパイダー」は、盗難&保険未加入車両の疑いがかけられていて、イギリス警察が定めた”カテゴリーB”と呼ばれる深刻な損害と非道的な地位を意味する車両に分類されるとして、最終的な処分方法は重機による破壊という結果となりました。
実際重機によって破壊されている動画が公開されていますが、この動画を取得したザヒド・カーン氏は、自身の車両であることを主張しており、更にはイギリス警察が本人の意思に反して”盗難車両&保険未加入車両”と勝手に決めつけ、勝手に重機によって破壊された(ザヒド・カーン氏が正当な所有権を証明する書類を送付する前に警察が「458スパイダー」を破壊したと説明)ことは不当であるとして、当局を訴えたとのこと。
ちなみに、ザヒド・カーン氏は「458スパイダー」以外にもフェラーリ「360スパイダー」やランボルギーニ「アヴェンタドール・ロードスター」も所有するほどのオープンタイプのスーパーカーコレクターとして有名で、今回のような「458スパイダー」を裁判所付近にて違法駐車し、更には他人のスーパーカーを盗難するような人物ではないと記憶していますが、なぜこのような事態となってしまったかは不明。
もしかすると、同氏が所有する「458スパイダー」が何者かに盗まれ、いたずらを目的に違法駐車をおこなったのではないか?とも考えられています。
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Reference:CARSCOOPS