フルモデルチェンジ版・シボレー新型「コルベットC8」は売れば売るほどに赤字だった!ちなみにブガッティ「ヴェイロン」も1台売るごとに約6.2億円赤字に

2020-05-27

~「コルベットC8」のコストパフォーマンスは計算?それとも誤算?~

2019年7月にシボレーが発表・発売したフルモデルチェンジ版・新型「コルベットC8(Chevrolet Corvette C8)」。
スーパーカーのようなルックスと過激なパフォーマンス、そしてアメ車ならではの大排気量エンジンを搭載しながら、エントリーグレードの価格帯は約640万円からという圧倒的なコストパフォーマンスを実現した一台ですが、実はこのモデルを1台売るごと赤字になっていることが明らかとなりました。


~価格帯が向上してもそこまで影響はない?~

親会社であるゼネラルモーターズ(General Motors)の情報によると、新型「コルベットC8」は、最低でも約870万円ほどの価格帯にて販売しない限り赤字になるとのことで(エントリーグレードを1台売るごとに200万円の赤字に…)、2021年までには徐々にその価格帯が約870万円というラインまで上昇していく可能性があるとのことで、2019年分のモデルを購入できたオーナーは非常に運が良かったことは間違いないとのこと。

もちろん、エントリーグレードでありながらも排気量6.2L V型8気筒エンジンを搭載し、更には直線性のパフォーマンスにおいても0-100km/hの加速時間が3秒で到達するモデルを約640万円で購入できるのは破格と言っても良いですし、ランボルギーニ「アヴェンタドール」並みの加速力を持つ個体が約870万円でも十分もとはとれると思います。

~ちなみにブガッティ「ヴェイロン」の赤字額は更に上を行くレベルだった~

ちなみに、ブガッティが世界限定450台のみ販売した「ヴェイロン(Bugatti Veyron)」は、1台売るごとに約6.2億円の赤字を出していたという衝撃の事実もありましたが、これについてはブガッティとしてもフォルクスワーゲングループとしてもそこまで大きく問題視していませんでした。

っというのも、その背景には「ヴェイロン」用の設備投資のために多額の費用をぶち込んだこともあって、イニシャルコストはかかったものの、その後に世界限定500台販売されている「シロン」においても同じ設備と技術、ノウハウを上手く踏襲したことで何とか黒字に転換することができていることを考えると、ブガッティはこうなることをしっかりと予期していたのではないかと考えられますね。

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