リース規模が凄い…マレーシアの公用車としてトヨタ新型「ヴェルファイア」32台、ホンダ新型「アコード」3,000台含む計12,500台をリースする模様
~相変わらずマレーシアのやることは規模が凄い~
マレーシアメインの情報をお届けする中国語新聞Sin Chew Dailyにて、マレーシア政府用として、トヨタ新型「ヴェルファイア(Toyota Vellfire)」を32台、ホンダ新型「アコード(Honda Accord)」3,000台を大臣並びに上級公務員用の公用車としてリース契約する計画があるとのこと。
~一方で国民からは「そんなに公用車が必要なのか?」といった声も~
これについて、マレーシアの林冠英(リム・ガン・エン)財務大臣は、元々財務省の権限によってリースするかどうかの判断を下すことが可能であったとのことですが、最終的な判断は内閣により決定されると説明。
更にこれに加えて、マレーシア政府は政府官僚が使用するための1,300台のパトロールカーと、8,000台のプロトン「ペルソナ/サガ」を追加要求しているそうですが、これら全ての費用は約78億円にも上るとのこと。
マレーシア政府は、15年間契約で計12,500台もの公用車をリースする計画があると説明しており、様々な企業とも契約を交わしているとのことですが、そもそもそんなに公用車が必要なのか?といった疑問もあるそうですね。
なおマレーシア政府は、日本メーカを非常に好むことでも有名で、トヨタ新型「ヴェルファイア」については、グレードは明確になっていないものの、一部の噂ではエグゼクティブラウンジ仕様とロイヤルラウンジ仕様がオーダーされているとのこと。
そのほかのミニバンモデルについては、信頼性や品質の面で政府が求めるレベルに達していないとのことで、上質な乗り心地と満足感が得られる「ヴェルファイア」が優先的に採用されるそうです。
~他にもマレーシアではちょっとしたユニークな出来事も~
2019年9月11日、マレーシア市場にて販売を手掛けるホンダ・マレーシアが、同国のアブドゥラ国王(正しくは、アブドゥラ・リアヤトゥッディン・アルムスタファ・ビラ首長)に対して、過去にニュルブルクリンクサーキットにてFF最速の称号を得た究極のハードコアモデル・新型「シビック・タイプR(Honda Civic Type R)」を寄贈していたことが分かりました。
このモデルを寄贈した理由としては、国王生誕となる8月31日の誕生日を祝うためであるとのことで、ボディカラーはマレーシアの警察車両をイメージしたホワイトを基調としながらもブルーとイエローのアクセントカラーを加味し、「シビック・タイプR」の特徴ともいえるメッシュグリルやカーボン調のエアロキットとレッドのディテールアクセントはそのままとなっています(もちろんフルオプション仕様)。
~ちなみにマレーシアの車税は100%。単純に車両本体価格が2倍になる~
アブドゥラ国王も、今回の寄贈車両にはかなり喜んでいたそうで、今後このモデルは”FF最速の警護車両”として活用されることになっています。
ちなみにこれは余談ではありますが、マレーシアの車税は基本的に100%となっているため、車両本体価格×2倍が当たり前となります。
単純に日本円で考えたら、450万円×2倍=900万円となりますが、今回国王に寄贈したのは特別に塗装されたボディカラーと多くのオプションを装備しているため、最低でも1,400万円の費用は掛かっているとのこと。
この価格帯であれば、中古のランボルギーニ「ガヤルド」やフェラーリ「360モデナ」等、普通に超高級車が購入できてしまうレベルなので、マレーシアにて納車されているスーパーカーに乗れる人物というのは、本物の富豪しか手に入れることができないと言われています(ちなみにインドの車税は160%と圧倒的)。
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Reference:Sinchewdaily