一体いくらに…?フェラーリ創業者である故エンツォ・フェラーリが2年間だけプライベートカーとして使用した「330GT 2+2」が販売中。なおレストア費用は約2,400万円

2020-05-27

~間違いなく争奪戦になるであろうとんでもない一台が中古車市場に登場~

フェラーリの創業者でお馴染みとなるエンツォ・フェラーリ氏が、僅か2年間だけプライベートカーとして所有していた愛車・フェラーリ「330GT 2+2」が中古車市場にて販売されています。

「330GT 2+2」は、「250GT 2+2」の実質的な後継モデルとして登場したピニンファリーナの端正なボディを組み合わせた一台で、今回エンツォ・フェラーリ氏が所有していた個体は、シャシーナンバーが4085で、最初のプロトタイプとして導入されたモデルとなります(そのためヘッドライトも非常に珍しい二眼タイプを採用)。


~フルレストアにより外観もほぼほぼ新品状態に復活~

プライベートカーとして1962年8月~1964年までの2年間活用された「330GT 2+2」は、レオナルド・アセルビによるフェラーリガイドにも掲載される伝説の一台ですが、その後1964年6月にアメリカのルイージチネッティモーターズへと輸出され、その後複数のオーナーによって所有されましたが、つい最近となる2018年1月に、約2,400万円もの費用をかけてフルレストアが行われました。

こちらが実際にフルレストアされた「330GT 2+2」。
約60年が経過したクラシックモデルとは思えぬほどに美しく仕上げられ、当時のクリーム色のようなホワイトカラーが何とも印象的ですね。

もちろんですが、ボディには全くキズが付いておらず、ボディやインテリア、エンジンもコンディション抜群。

マフラは何ともスポーティな両サイド2本出しとなるANSA Marmitteクワッドエキゾーストシステムを採用しています。

インテリアも非常に美しいですね。
シートも新品状態となるブラックレザーシートを採用しています。

ちなみに走行距離は、約10.9万kmと結構走り込まれているため、消耗品の交換はかなり多かったそうです。そう考えたらフルレストア費用が約2,400万円ほどというのは安い気もする?

気になるパワートレインは、排気量4.0L V型12気筒エンジンを搭載。もちろんエンジンはオーバーホールされています。
トランスミッションは5速MTを搭載します。

~気になるその中古車価格は?~

この他の装備内容としては、15インチのワイヤホイールやパワーアシストディスクブレーキ、ウッド製ステアリングホイールを採用。
オリジナルのパンフレットやオーナーズマニュアル、ツールキットなどもセット。

最後に気になる中古車販売価格ですが、これが意外にも約5,440万円と控え気味。
1億円を超えてもおかしくない代物ですが、争奪戦になることは間違いないでしょうね。

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Reference:autoevolution