ポルシェ「911カレラS」の運転席をセンターシートに無理やり改造したモデルがオークションに登場!とりあえず乗降りするだけで一苦労しそうだ【動画有】

2020-05-27

~見た目は普通なのに中身の気合が入り過ぎたポルシェが登場~

海外オークションサイトBring a Trailerにて、何とも特殊なカスタムが施された2008年式のポルシェ「911カレラS(Porsche 911 Carrera S)」(別名:Centro 911)が出品されています。
こちらの個体、外観は997世代のスポーティな「911カレラS」となりますが、実は中身がかなりの改造を施したド変態仕様に仕上げられています。

具体的にどういった改造が施されているのか見ていきましょう。


~何とフロントセンターシートを採用したレーシング仕様~

その驚きの改造がコチラ。
何と運転席が中央に移動されたセンターシートタイプで、マクラーレン「F1/スピードテール(McLaren Speedtail)」といった3シータ-レイアウトに改造されていますね。

実はこのモデル、アメリカ・オハイオ州のトリニティモータースポーツグループによって設計・製造されたカスタムダッシュボードだそうで、ダッシュボード周りはカーボンファイバオーナメントパネルを採用し、ファクトリーセンターコンソールは右側にシフト、アフターマーケットインフォテイメントシステムと最新シフターをインストールしています。

但し、運転席や助手席は非常に乗降りが困難

右側から見るとわかりやすいですね。
ただ、こちらの個体は右側から乗り降りすることがほぼほぼ難しく、左側からじゃないと不可能なので、考え方としては左ハンドル仕様と変わらないのかも?(それ以上にロマンを求めた一台なのかも?)

後席も設けられていますが、左側からであれば乗り降りはできそうですが、右側の後席はとにかくアクセスしにくいでしょうね。

なお、トリニティモータースポーツグループは、センターシートに改造するだけでなく、スポーツクロノパッケージプラスやSchnellショートシフター、レーザーシフターが統合されたレーダー探知機、カーボンファイバードアシルといったディーラーオプションもしっかりと装備。

気になるパワートレインですが、従来と変わらずの排気量3.8L 水平対向6気筒エンジンを搭載し、最高出力355hpを発揮するとのこと。
トランスミッションは6速MTとなりますが、そもそもトランスミッションを助手席側に移動させたことでどうやってリンクしているのかが気になるところですね。

~かなり特殊なカスタムを施した「911カレラS」の気になるその価格帯は?~

走行距離は約53,000kmとそれなりに走り込まれていますが、実はこれで複数回ほど中古車市場やオークションに出品されていて、出品前のオーナーは僅か4,800km程しか走行していないとのことです。

リヤエンドはこんな感じ。
リヤマフラーは両サイド2本出しで、外側と内側で外径が異なり、更にはフルチタン仕様なので軽量化にも貢献している模様。

予想落札価格は明らかになっていませんが、入札時点では約200万円ほどなので、500万円に到達すれば十分なところでしょうか。

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Reference:motor1.com