アルファロメオ「4C/4Cスパイダー」が日本市場でも生産終了へ。何と2020年末頃に限定50台のみとなる”ファイナルエディション”も発売が決定
~遂にアルファロメオの名車が日本市場でも販売終了に~
日本市場にて販売されているアルファロメオのトップエンドスポーツモデル「4C/4Cスパイダー」が、2020年内を持って販売終了することが明らかとなり(受注は4月30日まで)、加えて2020年末頃には特別限定モデルとなる「4C”ファイナルエディション”/4Cスパイダー”ファイナルエディション”」が登場することが明らかとなりました。
アルファロメオといえば、2020年以降の製品ロードマップにおいて、新世代「8C/GTV」を導入する計画を立てていたましたが、それらのモデルをキャンセルすることを正式に発表し、更には(海外市場の)「ジュリエッタ」の販売を終了することで、今後は新型「トナーレ」等のSUVモデルの販売に注力することも明らかにしています。
~これだけ過激でスポーティなモデルは販売されないと思う~
そんななか、海外市場含めアルファロメオの名車であり、走ること以外は何も考えられていないエクストリームな「4C」を生産・販売終了するというのは非常に残念なことではありますが、それだけ売れなかったということが現実的な問題だったのかもしれません。
ちなみに「4C」は、先述にもある通り”走ること以外は考えられていないクルマ”と言われていて、重ステなのはもちろんのこと、電動アシスト系はほとんど用いられず、しかしフェラーリ「エンツォ・フェラーリ」と同じカーボンファイバ製パッセンジャーセルやアルミニウムサブフレームといった軽量素材を活用することで、その車体重量も1,050kgととにかく軽量。
パワートレインは、排気量1.75L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力240psを発揮しますが、その軽すぎる車体重量から繰り出される加速性能はとてつもなく、一度助手席に乗らせていただき加速性能を体感したのですが、とにかく速いこと何の。
シートもペラッペラでクッション性もほとんど無く、路面から伝わってくるロードノイズや突き上げ感もダイレクトにくるので、とにかくすぐに酔ってしまったという印象的でした。
こうした過激なプラットフォームやパフォーマンスを採用するモデルは、アルファロメオでも「4C」しかラインナップされておらず、常に高いパフォーマンスと直列4気筒とは思えぬほどのゴリゴリとしたサウンドを解き放つスポーツモデルと言われています(今度発売される「ジュリアGTAm」も期待できるが…)。
そんな貴重ともいえるアルファロメオ「4C」の生産終了は非常に悲しいのですが、先述にもある通り2020年末頃に”ファイナルエディション”が登場するということで、「4C/4Cスパイダー」ベースで合計50台の超希少モデルとして登場することが決定しています。
価格帯や専用装備内容は明らかになっていませんが、恐らくこのモデルも即完売・転売される可能性が高いと思われます。
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Reference:Response