【やるじゃんポルシェ!】例の社会問題の救済活動のため、最後に製造されたポルシェ「911(991世代)スピードスター」がオークションに出品されることが決定!【動画有】

2020-05-27

~これがきっかけで他の自動車メーカーも例の社会問題の救済措置目的でのオークションが増えると良いのだが~

2020年4月11日、例の社会問題の救済措置のため、フィリピンのドゥテルテ大統領は1か月分の給与を全額、閣僚らは2020年4月~12月までの月給の75%、そして下院の議員200名分の足し合わせた給料(1億円ほど)が寄付されるという男前な行動が報道されていましたが、続いてポルシェも、以前報じられた最後に製造の「911(991世代)」が同様の目的にてオークションに出品されることが明らかになりました。

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~車両だけでなく様々な豪華な”オプション”も追加された超豪華仕様~

今回COVID-19救済措置目的で出品される個体は、何とも美しいGTシルバーメタリックのボディカラーに身をまとったヘリテージデザインパッケージ装備の「911(991世代)スピードスター」で、パワートレインは排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力509ps/最大トルク469Nmを発揮します。

直線性のパフォーマンスは、0-100km/hの加速時間が僅か3.8秒で、トランスミッションは6速MT、最高時速は309km/hにまで到達、そして走行距離は僅か32kmのみのほぼ新品の個体となります。

今回出品された個体を落札された方には、「911スピードスター」に加えて「911スピードスター・ヘリテージデザインクロノグラフ」もセットで贈られるとのことですが、一体どれだけの落札価格となるかは不明なままになっています。

あとはプラスアルファにて、最後に製造された「911スピードスター」の組み立ての流れが詳細に記載された非常に貴重な資料も提供され、スピードスター設計チームによるオリジナルのスケッチブックもプレゼント。
そして落札された個体は、落札者のもとへポルシェカーズノースアメリカCEOであるクラウス・ゼルマー氏が引き渡すという豪華なオプションも付いてきます。

このオークションは、4月15日にスタートし4月22日の現地時間である午後1時に終了する予定となっていて、落札金額は全てCOVID-19コミュニティへの対応及び復興基金に寄付されるので、間違いなく億越えになるでしょうね。

「911スピードスター」のちょっとした豆知識

そしてこれは皆さんも既にご存じかと思いますが、「911スピードスター」はボクスターやカブリオレのようなオープンモデルではあるものの、実はフル電動仕様ではなく、軽量化のためにモーターを完全排除しているので、ルーフを収納する際には上のように”手動”で格納しなければなりません。

ある意味ポルシェらしいっちゃらしいのですが、故障も防げますし、こうしたおかげで0-100km/hの加速時間や走行性能も大きく向上しています。

Reference:CARSCOOPS