世界限定40台のみ販売されたブガッティ「ディーヴォ」の公式カスタマイズ画像が公開。何と3分の2のオーナーがとんでもないカスタムを行うことが判明

2020-05-27

~「ディーヴォ」はオーナーとブガッティの「夢の一台」になるようだ~

いよいよ2020年末頃より、ブガッティが世界限定40台のみ発売(その内の2台は日本に納車予定)したハイパーカー「ディーヴォ(Bugatti Divo)」が順次出荷・納車される予定となっていますが、今回ブガッティが公式にて複数の顧客が実際にオーダーしたカスタマイズモデルのコンフィギュレーター画像を公開しています。

「ディーヴォ」は、「シロン(Chiron)」をベースにコーナリング性能を重要視した一台で、その価格帯は5億円以上とも言われていて、今回のこのモデルをオーダーした人の3分の2以上が、純正よりも派手目なカスタマイズを施している、と公式にて発表しています。

ブガッティのセールス&オペレーションマネージャーであるロール・ベネトー氏によれば、「ディーヴォを購入した人は私たちと一緒に夢を見る方々ばかりで、可能な限りオーナーの夢を叶えられるように要求にこたえていきたい」と説明。

もちろん、上の画像のようにスポーティなイエローやホワイトとレッドの2トーンを採用する個体もあれば、クライアントの家紋や国旗、独自のロゴマークといった他社では中々できないような要求にもこたえているとのこと(その分時間はめちゃくちゃかかりますが…)。

その他にも、インテリアレザーの材質を、顧客のお気に入りのブランドバッグのレザーと同じものにしてほしいといったとんでもない要求をすることもあるそうですが、それにも全て応えていくそうで、それだけの高額な車両を支払える人物に対しては、最大限の敬意を払って仕上げていくそうです。


~但し、それだけの顧客の厳しい要求にこたえるには時間とお金が必要になる~

ちなみに、ブガッティがラインナップしない新規カラーについては最大4か月、新しいレザートリムは最大9か月、新しいカーボンファイバインテリアは最大1年の開発期間を要するとのことで、そのカスタマイズの幅によって納期も大きく変化するそうです。

その他にも、「ディーヴォ」は地域によってカスタムの方向性が大きく異なっており、アジア市場では珍しいペイントが好まれ、欧州市場は少し保守的、アメリカや中東市場は人目を惹くような豪華なカラーの組み合わせを要望する傾向にあるようで、それぞれの地域でしか見られない「ディーヴォ」が存在するのもユニークですね。

もちろん、上記のような要望に対応する一方で絶対的に変更してはならない部分が、車両の安全性を損なうようなカスタムを施したり、ブガッティのロゴを変更すること。
これはカスタムする前に必ず説明される項目なのだそう。

こちらが、実際に顧客が要望している「ディーヴォ」のインテリアデザイン。
ブルーのフルアルカンターラを採用し、ホワイトのカラードステッチが魅力的。

こちらはブラックのアルカンターラにイエローのアクセントを追加したシンプルなインテリア。

こちらはネイビーにホワイトの2トーンを組み合わせたフルアルカンターラ。

そしてこちらがブルーとホワイト、レッドのトリコローレカラーを配色したフルアルカンターラシートとなっています。

おそらくオプション費用によっては、優に1億円を超えてくるものもあると考えられ、特に中東辺りでは車両本体価格と同等レベルのオプションを設定してくるのではないかと考えますが、日本市場ではどういった個体が納車されるのか楽しみにしたいところです。

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Reference:CARSCOOPS