走行距離僅か55km!転売目的がバレバレの2018年式・新型フォードGTがオークションに出品へ。やっぱり1億円超えは確実か

2022-07-05

新型フォードGTは納車後2年間は転売禁止期間が設けられている

スーパーカーの中でも珍しい新車価格の2倍以上にて転売されているフォードGT(Ford GT)ですが、何とこのモデルが2020年7月10日~18日に開催されるMecumオークションにて出品されることがわかりました。

新型フォードGTは、オーナーのもとに納車されてから2年間は転売禁止期間が設けられるほどに”転売にシビア”なモデルなのですが、過去にアメリカ合衆国のプロレス団体WWE(World Wrestling Entertainment)のスーパースターで、俳優としての顔を持つジョン・シナ氏も、ブルー・オーバルカラーの個体が納車されてすぐに転売してしまったことがきっかけで、フォードの規約違反並びに無断転売で起訴されていました。

そういったこともあってか、ここ最近は不正転売することも無くなったものの、”転売禁止期間”が過ぎてからオークションへの転売も増えてしまったのは事実で、今回の出品車両も2018年式で納車されてから2年以上が経過し、更に走行距離は僅か55kmと全く走られていないことから、転売目的であることがバレバレな一台であることがわかります。

僅か55kmしか走行されていない新型フォードGTは、一体いくらにて落札されるのか?(新車価格は約4,500万円~)内外装インプレッションも含めて以下の次のページにてチェックしていきましょう。


新型フォードGTの内外装をインプレッションしていこう

今回出品される新型フォードGTのボディカラーは、フェラーリのロッサ・コルサを想起させるようなレッドカラーに、ホワイトのダブルセンターストライプを追加。
※ちなみにフォードでは、+360万円の追加費用にてオーナーの求めるボディカラーを実現するスペシャルオプションもラインナップしているそうですが、新型フォードGTを購入した人の多くがこのオプションを選択しているそうです。

ボディ全体にはフルプロテクションラッピングを施工しているとのことで、ボディには一切傷が付いていないそうです。

車両のあらゆるポイントにはカーボンファイバパーツが装備され、足元にはチタン製ラグナット付きとなる10スポークの鍛造アルミホイール、そしてハイグリップ性能を持つミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤを装着しています。

インテリアは極めてシンプルなオールブラック仕様

インテリアは非常にシンプルなオールブラック仕様で、Sparco製のアルカンターラ&レザーシートを採用し、オーナメントパネルにはカーボンファイバをふんだんに使用。

別の角度から見てみると、センターインパネ部分には実用性がほとんど無さそうなナビゲーションディスプレイが搭載され、Bluetooth等の通信も可能となっています。

エンジンはV6ツインターボミドシップ、気になる予想落札価格は?

エンジンはもちろんリヤミドシップで、排気量3.5L V型6気筒ツインターボチャージャー付EcoBoostエンジンを搭載し、最高出力647hp/最大トルク745Nmを発揮。

トランスミッションは7速DCTで、0-100km/hの加速時間は僅か3秒未満、最高時速は348km/hにまで到達します。

なおこのモデルの予想落札価格は約1.1億円を優に超える可能性が高いとのことで、新車価格の約4,500万円の3倍近くにまで跳ね上がることになると思います。

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Reference:MecumAuction, CARSCOOPS