えっ、これがシボレー新型コルベットC8?アレス・デザインがパガーニのようにカスタムした過激モデル・Sプロジェクトを発表!705馬力を発揮するスーパーカーに

新型コルベットC8をベースにしたSプロジェクトを見ていこう

元ロータスCEOでもあるアレス・デザインCEOのダニー・バハール氏によれば、Sプロジェクトは2020年末に納品可能とのことで、シャシーや8速DCTといったトランスミッションは、そのままC8から流用しているとのこと。

ただし、エンジンに関しては排気量6.2L V型8気筒エンジンをベースとしながらも、諸々のアップデートにより最高出力705hp/6,450rpm、最大トルク969Nm/5,150Nmへと大幅にアップグレードしているとのことで、おそらく直線性のパフォーマンスも更に向上していると思われます。

ただ、このエンジンの出力とトルクアップの秘密については一切明かされておらず、ダニー・バハール氏も「アメリカサプライヤーとアレスとの秘密になっている。機械的な変更がメインで、ソフトウェアだけでアップグレードすることはできない」と説明。

そしてそのサウンドは「古いF1のV10からインスピレーションを受けている」とのことですから、従来C8のエキゾーストサウンドとは全く異なるとのことで、どれだけ官能的で甲高いサウンドを発してくれるのか非常に気になるところです。


一体何がどうなったらC8がここまで変貌を遂げるのか?

改めてSプロジェクトを見ていくと、とてもC8とは思えないほどの見違えりようで、特にフロントヘッドライト形状やフロントフェンダーのもっこり具合と張り出し、触手のようなサイドミラーを含む全てのパーツが全くの別物。

この何とも言えない低すぎるフロントノーズもそうですが、ボディパネルは完全にアレス・デザインのオリジナルへと移植され、空力特性も大幅に向上していることが予想されます。

サイドのスタイリングはこんな感じ。

新型コルベットC8も十分過激で車高の低いスーパーカースタイルでしたが、これに関しては完全に別格。

地べたを這いつくばるような低さと、フロントエンドから急激に伸びあがり、そこからリヤハッチにかけて滑らかに下っていくラインは、どことなくケーニグセグっぽくもありますね。

リヤデザインはマクラーレンとブガッティのコラボ?

リヤプロファイルはこんな感じ。

リヤマフラーはマクラーレン600LTと同じ上方2本出しで、リヤテールランプはブガッティ・シロンと同じセンター直結式を採用しています。

ここから見るとブガッティ・シロンそのものと言わんばかりですが、ある意味様々なスーパーカー/ハイパーカーの技術とデザインが詰まったドリームカーのようなもので、これはこれで(色んな意味で)かなり注目度が高まる一台なのではないかと思われます。

なおSプロジェクトは、この2年間で限定24セットのみ製作する予定で、その価格は約6,300万円からでの販売となります。

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Reference:motor1.com