ロシアから輸入されたロールスロイス・ファントムに「ワニ革」が使用されているとして強制押収!ロールスロイス初のピュアEVはサイレント・シャドウになる?

ネオクラシックカー同様に、国々の規制で輸入できないものもあるようだ

イギリスの超高級自動車メーカーでお馴染みロールスロイスですが、4ドアラグジュアリーセダンのファントム(Rolls-Royce Phantom)に装備されている”とある素材”が問題であるとして、イタリア当局に押収されるという何とも珍しいトラブルが発生しました。

イタリア税関によると、ロシアから輸入された旧世代ファントムのシートやアームレスト、ドアパネルにクロコダイルトリム(つまりワニ革)が使用されているとのことから、これが大問題として押収されているとのこと。

一体なぜ押収されてしまったのか?早速チェックしていきましょう。


ワニが絶滅保護種に含まれることから、ワニ革を使用した商品は特別な許可が無い限り輸入はできない模様

こちらが今回、ロシアから輸入されたホワイトカラーの旧世代ファントム。

一見してシンプルなモデルのようにも見えますが、このモデルの内装をチェックしてみると…?

確かにシート表皮や後席アームレストにはワニ革が使用されているのが確認できます。

実はこれ、イタリアだとワニは保護種に分類されるとのことで、絶滅の恐れのある野生動植物の種類に限り国際取引に関する条約(CITES)の規制の下、ワニ皮を使用した商品の取引は厳しい取り締まりの対象になっています。

これは広範囲にわたる多国間協定ではありますが、イタリア当局者によれば「必要な許可」がない限り、ワニ皮の使用は禁止されていると語っています。

見るからにちょっと不気味ではありますが、今回押収されているファントムは、イタリア当局の手に渡り、適切な書類処理がなかったと報じられています。

もしもこのモデルをイタリアへと正式に輸入したい場合は、ワニ皮を取り除けば解決するかもしれないとのことですが、ワニ革を使用したファントムだからこそ輸入された可能性が高いわけで、これを取り除いてしまうと「一体何のために輸入したのか?そもそもワニ革を取り除いたことで何の解決になるのか?」という問題にも発展しそう。

ロールスロイス初のピュアEV市販車の名称はサイレント・シャドウになる?気になる続きは以下の次のページにてチェック!

 

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