ブガッティ・ワンオフモデル「ラ・ヴォワチュール・ノワール」が競売に登場。予想落札価格は?その圧倒的なスペックと経緯を徹底解説
当時「新車最高額」のワンオフモデルが競売に出品されるとは…
2021年6月にブガッティが世界に一台のみ製造した、同社史上最高額のワンオフモデルとなるラ・ヴォワチュール・ノワール(Bugatti New La Voiture Noire)。
このモデルは、フランス語で「黒い車」を意味する一台で、シロンスポーツ(Chiron Sport)のプラットフォームやエンジン(排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジン)をベースとしながらも、税金諸々込みで1,800万ドル(日本円に換算して約26.5億円)という金額で販売されました。
そんな究極のワンオフモデルが、スーパーカー・ブロンディのオークションプラットフォームSBX Carsというオークションにて出品されることが明らかとなりました。
実は従来シロンよりもホイールベースと全長がロング化している

こちらが実際に出品される、ブガッティのワンオフモデルとなるラ・ヴォワチュール・ノワール。
2019年にコンセプトモデとして発表されてからほとんど変わらず、改めて見ても「黒い車」。
ブガッティエンジニアが開発に約2年間もの期間を要した究極の一台とのことで、第二次世界大戦中に失われたジャン・ブガッティのタイプ57SCアトランティックへのオマージュモデルとなり、ボディはもちろんフルカーボンファイバーを採用しています。

基本的にはシロン(Bugatti Chiron)の軽量仕様となるシロン・スポーツ(Chiron Sport)がベースになっていて、若干ロング化されたホイールベースや、空力を考慮したボディワークなど、全てがブガッティの最高峰ともいえる技術として集約されているそうです。
ちなみにホイールベースの長さについてですが、従来のシロンに比べて+250mm延伸されていて、全長も+450mmロング化。
これにより、全長4,994mm×全幅2,038mm×全高1,212mm、ホイールベース2,961mmというサイズ感に。
残念ながら「世界最高額の新型車」にはなれなかったラ・ヴォワチュール・ノワール

ボディ表面のテカリ具合もとんでもないレベルだと思いますが、スタンダードなカーボンファイバに仕上げるだけでなく、ブラックカーボングロッシーとして知られるクリアコートに仕上げられているため、ブガッティ曰く「反射はほとんどなく、このブラックカーボングロッシーがラ・ヴォワチュール・ノワールの緊張感とドラマを生み出している」とコメントしています。
このモデルが発表された当初は、新型車史上最高額の車ともいわれていましたが、つい先日ロールスロイスのワンオフモデルとなるボートテイル(Rolls-Royce Boat Tail)が約30億円という常軌を逸した金額として更新してしまったため、「新型車史上最高額」→「ブガッティ史上最高額」へと変更されています。
ラ・ヴォワチュール・ノワールの細部もチェックしていこう

続いてブガッティのワンオフモデルのラ・ヴォワチュール・ノワールの細部を見ていきましょう。
ヘッドライトにも注目していくと、各クラスターに25を超える要素が加工されているとのことで、例えワンオフモデルとはいえ、その手間暇とコストはとんでもないレベルとのことから、これだけの技術を約26.5億円で仕上げたのは”破格レベル”だとか。

この他フロントグリルは3Dプリントにて生成され、リヤのワイドなLEDストリップライトは、ブガッティとしては初めてとなる継ぎ目のない一体型のサラウンドを採用しています。
実はブガッティ・シロンシリーズは基本的に6本出しマフラー

マフラーはもちろんセンター6本出しですが、よくよく考えてみると、従来型のシロン/シロン・スポーツともにセンター4本出しで、更に車体アンダーに2本のマフラーが隠れているため、厳密にはシロンシリーズは6本出しで統一されているんですね。
ブガッティ公式からはラ・ヴォワチュール・ノワールのインテリアの公開は無し

残念ながら今回のプレスリリースではインテリア画像は公開されていないものの、ハバナブラウンにて仕上げられたグレインレザーの内装が採用。
センターコンソールとドアカードには、削り出しのアルミ製のインレイが加飾され、ローズウッドの各種スイッチが採用されているそうです。

ちなみにこのモデル、オークションでの予想落札価格は不明ながらも、一部では30億円以上にて落札されるのでは?とも噂されているようです。





