愛する妻の名前をボディカラー名にしたサリーンS7が競売へ!走行距離僅か1,200kmの極上品、製造台数僅か14台の希少モデルだ
ここまで程度の良いサリーンS7は珍しいと思う
アメリカ・カリフォルニア州アーバインを拠点とするサリーンが、2000年~2009年に製造したスーパーカーS7。
日本国内でも度々目撃されている希少な一台ですが(特に関東辺り)、何と2005年の初期ロット分14台製造された内の1台が、2021年8月12日~14日に開催されるMecumオークション2021にて出品されることが明らかとなりました。
このモデルに関する予想落札価格などは公表されていないものの、低走行距離で特別なボディカラー、そして徹底されたメンテナンスによりコンディションは抜群とのことで、高額落札も期待される一台となっています。
何とボディカラーには元オーナーの妻の名前が使われている
早速、今回出品されるS7を見ていきましょう。
今回のモデルは2005年の初期ロット分にて生産された14台の内の1台で、リヤミドシップドライブトレイン&後輪駆動(MR)、高度な空力特性、特注のサスペンションとブレーキ、更にカーボンファイバ製ボディパネルを採用した特別な一台となっています。
ボディカラーは、当時このモデルを所有していたオーナー・スティーブ氏の妻であるリズさんの名前を用いて、リズ・スティックレッドと名付けられたそうですが、おそらくボディカラーのオプション費用だけで数百万円相当の追加費用が発生しているものと予想されます。
ドア開閉は、マクラーレンやラ・フェラーリ(LaFerrari)などにも採用されているディヘドラルドア(別名バタフライドア)で、ドアが上に開くだけでもスーパーカーとしての風格、存在感は十分にあると思います。
なお走行距離は僅か1,215km(755マイル)と全く走られていないものの、定期的なメンテナンスを実施し、オークション出品前に劣化した消耗品は新品に交換されているそうです。
当時では中々に考えられない程のハイスペック
気になるパワートレインは、排気量7.0L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力750hpを発揮。
当時では中々に考えられないハイスペックな一台で、トランスミッションは6速MT、リミテッドスリップディファレンシャルを搭載。
直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.8秒、最高時速は400km/hとのことで、特に0-100km/h加速はランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)に匹敵するレベルというのも中々に強烈です。
リヤビューは四灯式の丸形テールランプを搭載し、マフラーは中央寄りの両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストを採用。
リヤディフューザーはカーボンファイバ製で、スリット溝も深く空力も考慮されているものと考えられます。
内装はほぼほぼ新品レベル
内装のコンディションも抜群で、ブラックレザーとスエードのコンビタイプを採用し、GPSナビゲーションシステムやパワーウィンドウ、調整可能なステアリングホイールなども装備されていますが、これら全てメーカーオプション扱いなのだとか…
シートも割れやシワなどが無く新品同様で、プラスチッキーな要素はかなり少ない印象です。
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Reference:Mecum