何とベースはBMW・Z4で価格は約2,400万円!ドイツのコーチビルダーが最新モデルCR4を世界初公開!更に完成度の高すぎるマクラーレンF1のレプリカが登場?!

2021年の生産台数は僅か20台と超貴重

2013年に破産したドイツメーカー・ヴィーズマンが、今回新たにボールドメン・オートモビル(Boldmen Automobile)として復活し、更にBMWの2ドアオープンスポーツモデルとなる新型Z4をベースにしたカスタムメイドモデルを世界初公開しました。

ボールドメンは、RUFやアルピーヌに務めたFriedhelm Wiesmann氏とHarald Kas氏、そしてMichael Kas氏によって設立されたコーチビルダーで、既に市販化に向けての準備は整い、具体的なカスタムモデルの価格帯や製造台数も決定しているとのこと。

今回発表されたカスタムメイドモデルの名称は、ボールドメンCR4というもので、Carbon Roadster 400 Horsepower(カーボンロードスター400馬力)を略称にしたものだそうです。


Z4の面影は確かにあるものの、キドニーグリルが変わるだけで印象は大きく変化

こちらが今回公開されたボールドメンCR4のエクステリアデザイン。

先程の略称の通り、スポーツカーらしく最大限の軽量化を図るために、ボディ全体にはカーボンファイバーが使用され、更にロードスターにはZ4と同じ電動ソフトトップルーフを装備。

細部も見ていくと、アルファロメオ4Cなどでもみられるバグアイのヘッドライトと、アウディスタイルのハニカムグリルが採用され、一瞬BMWがベースになっているとは思えませんしキドニーグリルよりもスタイリッシュでクールな印象です(どこかZ4の名残はありますが…)。

サイドビューはこんな感じ。

こうして見ると、Z4のロングノーズ・ショートデッキスタイルはキープされ、しかし全体でみるとレトロ感を漂わせたユニークなエクステリアに。

パワートレインは、排気量3.0L BMW製直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、最高出力402hpを発揮するとのことで、北米市場向けのZ4 M40iよりも更に+20hp向上しています。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.9秒、最高時速は250km/hにまで到達するとのことで、最高時速はドイツの紳士協定に基づいて電子的に制御されています。

リヤビューはこんな感じ。

フロントヘッドライト同様にリヤテールランプもバグアイ仕様で、リヤトランク部分はスポイラー付き、そしてマフラーは両サイド2本出しのクワッドエキゾーストパイプをインストールしています。

オープンスタイルだとこんな感じ。

なおユーザーの要望次第では、こんな感じでアルピナ風のダークグリーンに設定することも可能です。

価格は何とポルシェ911ターボS相当!

もちろんオレンジカラーも。

最後にボールドメンCR4の販売台数は、2021年が限定20台のみ、2022年は更に増産して80台を販売する計画ですが、最も問題なのはその価格帯。

フルオーダーメイドでカーボンパーツを贅沢に使用しているといえど、車両本体価格は約2,400万円と超高額。

価格帯だけを見るとポルシェ911ターボS(Porsche 911 Turbo S)に匹敵するレベルで、従来Z4よりも約1,800万円も高額なので、果たして本当に売れるのか?という疑問はありますね。

ポルシェ・ボクスターがベースになったマクラーレンF1のレプリカモデルが登場?!その完成度の高さには驚き…気になる続きは以下の次のページにてチェック!