メルセデスベンツ新型シタンが世界初公開!ルノー新型カングーをベースにした小型キャンパーミニバンで、車中泊やコーヒータイムが可能な贅沢仕様に
ルノー新型カングーをベースにしながらも、メルセデスブランドにするだけでここまで豪華さも異なるのか…
さてさて、メルセデスベンツが新世代小型商用バン(LCV)となる新型シタン(Mercedes-Benz New Citan)を世界初公開しました。
このモデルは、フランスの自動車メーカー・ルノーが先に発表・発売した新型カングー(Renault New Kangoo)のVanEssaモジュールをベースにした一台で、マイクロキャンパーへとアップデートされた豪華仕様となります。
その結果として、ただ単に乗用車として活用するだけでなく、ダブルベッドやトランクルームには大量かつオシャレな収納コンパートメント、および取り外し可能な簡易キッチンを取りそろえるなど、まさに車中泊に必要なものを一通りそろえたラグジュアリーな一台となっています。
早速、新型シタンの内外装デザインをチェックしていきたいと思います。
フォルムはカングー、見た目はBクラス風のオシャレな一台
コチラが今回世界初公開された新型シタンのエクステリア。
プラットフォームやボディスタイルがルノー新型カングーをベースにしているだけあって、その面影は残っているものの、マットに近いような高級感のあるボディカラーや、メルセデスのアイコンともいえるダイナミックなフロントフェイスを移植するだけで、同じLCVでも全く雰囲気が異なるものに。
コンパクトで安っぽく見えない新世代LCV
メルセデスベンツ曰く「乗用車に近い外形寸法の車両を実現したかった」と語っており、全長4,498mmとコンパクトにまとめつつ、ホイールベースは2,716mmとショートタイプ。
こうしたコンパクトで実用性を高めたボディサイズにすることで、既にラインナップされているVクラスやヴィトー(Vito)/ヴィアノ(Viano)との差別化も図られ、これまで「チープな見た目」「商用車っぽい」といった厳しい評価も大きく覆りそうなエクステリアにまとめてきたと思います。
LCVモデルとはいえ、フロントノーズを延伸することで伸びやかなボディに
フロントマスクはこんな感じ。
イメージ的にはCセグメントトールワゴンタイプのBクラスで、メルセデスらしい精悍な顔つきと高級感をキープしつつ、独自のフロントバンパーでワイド&ローを強調。
そして個人的に”さすがメルセデス…抜け目がない”と感じたのがフロントノーズ。
敢えてフロントボンネットとノーズのつなぎ目をキャビン側にシフトすることで、フロントノーズが長く見え、これによってLCVというよりもハッチバックのようなスタイリングに見せるような効果が得られるんですね。
こういった手法はマツダCXシリーズを始め、レクサスやトヨタ、ホンダ、BMWなどで積極的に採用されていますし、現代のLCVとして高い人気を得られる一台かもしれません。
新型シタンの最も注目したいのがトランクルーム(ラゲッジスペース)!そのオシャレな作りと豪華なレイアウトは以下の次のページにてチェック!