とんでもないスペックを持つSP Automotive新型カオスが遂に降臨!「世界初のウルトラカー」でブガッティやフェラーリは相手にならない…なお価格は日本円換算で約16.4億円

新型カオスは、スーパーカーでもハイパーカーでもない…更にその上のウルトラカーだ

前回のブログでもご紹介の通り、ギリシャ・アテネを拠点とする振興メーカーのSpyros Panopoulos Automotive(SP Automotive)が、「世界初のウルトラカー」と主張する新型カオス(New Chaos)の量産モデルを発表・発売しました。

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スーパーカーといえば、ランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンなどが取上げられますが、その上のハイパーカーとなると、ブガッティやケーニグセグといった最高出力1,000psを超えるモデルが対象になります。

そして今回、SP Automotiveが発表した新型カオスは、スーパーカーでもハイパーカーでもない究極のパフォーマンスを持つウルトラカーとのことで、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでの最速ラップタイムや、0-400の加速時間など、全ての性能において市販車最速であると主張しています。

一体どのようなスペックを持つのか、早速チェックしていきましょう。


その見た目はまるでレーシングカー

こちらが今回発表・発売された新型カオスの量産仕様。

見るからにウルトラカーというよりも、レーシングカーや未来から来たドリームカーのような雰囲気を持ちますが、このモデルは100%電気自動車ではなく、排気量4.0L V型10気筒ツインターボエンジンを搭載し、2種類のパワーグレードから選択が可能となっています。

トランスミッションは、7速または8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を搭載し、駆動方式は四輪駆動(4WD)のみをラインナップ。

素材はほぼ全てマグネシウムやカーボン、チタンといった軽量&高級素材ばかり

そしてSP Automotiveの最大の強みなのが自社開発で、モーターは社内で設計および開発されており、ビレットアルミニウムまたは3Dプリントのマグネシウム合金エンジンブロック、チタンまたは3Dプリントのピストンとロッド、3Dプリントのカムシャフト、チタンまたはインコネルのバルブ、そしてカーボンファイバーやチタン製のターボチャージャーをラインナップするなど、具体的な素材までも選ぶことができるのも驚き。

もちろん、全てにおいて高品質且つ超高額な素材を使用しているため、車両本体価格やオプション費用もとんでもないレベルとなりますが、具体的な価格帯については後ほど。

新型カオスのグレードは「アースバージョン」と「ゼログラボティ」の2種類

続いて新型カオスのグレード構成についてですが、大きくはエントリーグレードの「アースバージョン(EarthVersion)」と、フラッグシップグレードの「ゼログラビティ(Zero Gravity)」を準備。

アースバージョン(EarthVersion)のスペックは?

アースバージョンを選択する場合、最高出力2,077ps/10,000rpm~11,000rpmの超高回転型で、最大トルク1,389Nmを発揮。

加速性能については、0-100km/hの加速時間が僅か1.9秒で、0-300km/hの加速時間が7.9秒、そして0-400mの加速時間は僅か8.1秒と言われています。

ゼログラビティ(Zero Gravity)は全てにおいてクレイジー

続いてフラッグシップグレードのゼログラビティを見ていくと、同じパワートレインでありながらも最高出力3,107ps/11,800rpm~12,200rpm、最大トルク1,984Nmを発揮と、ちょっとよくわからない領域のパワーを誇り、もはやここまでのパワーやトルクを発揮できる場所は、公道や高速道路ではなくサーキットもしくは滑走路位でしょうか。

しかもゼログラビティは、F1マシンやサーキットモデルよりも優れた走行パフォーマンスを提供するとのことで、プロドライバーでもない限り容易に操作することは難しそう。

加速性能については、0-100km/hの加速時間が僅か1.55秒、100km/h~200km/hが僅か1.7秒、0-300km/hの加速時間が7.1秒、0-400mの加速時間が7.5秒とのことで、この数値が本当に正しければ、現在最速記録を持つリマック・ネヴェーラ(Rimac Automobili New Nevera)の8.58秒を上回ることになります。

新型カオスの最高時速は、SSCやブガッティよりも圧倒的な500km/h超え

なおSP Automotiveによれば、新型カオスの最高時速は500km/hを優に超えるとのことで、SSCトゥアタラの持つ455.3km/hの記録や、ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+(Bugatti Chiron Super Sport 300+)の490.484kmを余裕で上回ることになります。

新型カオスの生産台数や納期、そしてグレード別価格帯は?デザインはフェラーリなどを模倣しているとの噂も…気になる続きは以下の次のページにてチェック!