【世界限定599台のみ】フェラーリ新型デイトナSP3が遂に世界初公開!ICONAシリーズ第3弾は”目を覚ます”かのような新世代ポップアップヘッドライトを採用…エンジン出力だけで840馬力を発揮

様々なレーシングモデルからインスパイアされた贅沢且つ最新機能を備えたICONAシリーズ第3弾

フェラーリが全く新しい部門として開設したICONA(イコーナ)シリーズでは、これまで812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)をベースにしたモンツァSP1(ICONAシリーズ第1弾)と、モンツァSP2(ICONAシリーズ第2弾)が発表されました。

そして今回、ICONAシリーズ第3弾として登場したのがラ・フェラーリアペルタ(LaFerrari Aperta)風のデザインを持ちながら、様々なレーシングモデルからインスパイアされた究極の限定モデル・新型デイトナSP3(New Daytona SP3)となります。

このモデル、1967年のデイトナ24時間耐久レースにて1-2-3フィニッシュで見事な勝利を収めたP3/4, P330, 412Pの丸み有るボディ形状からインスパイアされ、更にハイパーカーのようなエッジを効かせた「過去と未来を繋ぐ」究極のハイパーカーとなります。

早速内外装デザインをチェックしていきましょう。


新型デイトナSP3のエクステリアデザインは、フェラーリの歴史が深く刻まれた秀逸なものに

こちらが今回世界初公開された新型デイトナSP3のエクステリアデザイン。

一見してラ・フェラーリアペルタやFXX K、日本限定モデルJ50のようなボディスタイルにも見えますが、実際には全くの別物。

そしてフロントボディは1967年に誕生した330 P4からインスパイアされたフロントスプリッターとバンペレットを採用し、鋭いフロントノーズは過去に登場したフェラーリレーシングカーを彷彿とさせ、フェンダーラインよりもかなり低い位置にあることが確認できます(この姿で公道を走れること自体凄い)。

フロントヘッドライトは「目を覚ます」かのようなまぶた式のリトラクタブルを採用

そして新型デイトナPS3の最も大きな特徴なのが、このフロントヘッドライト。

実はこのモデル、これまでにない全く新しいポップアップヘッドライト(リトラクタブル?)を採用していて、まるで「目を覚ますか」のようなまぶた式の構造に。

少し分かりづらいですが、こんな感じでまぶたが開くような複雑且つユニークなメカニズムを採用していて、まさにフェラーリの超限定モデルにふさわしい一台ではないかと思います(男心をくすぐる…)。

サイドミラーは旧世代を連想させるフェンダーオンタイプ

リヤプロファイルもチェックしていくと、水平基調の一文字テールランプが非常に個性的ですが、エアボックスを統合し、1969年~1970年に登場した512Sからインスパイアされたバタフライドアのディテール、そしてラップアラウンドウィンドウスクリーンとフェンダーに取り付けられた「フェンダーオンミラー」が採用され、まさに空力を徹底的に考慮した一台に。

またドアに取り付けられたエアインテークのおかげで、従来のサイドインレットは必要なく、曲線のリアフェンダーをよりセクシーでクリーンなデザインにすることが可能になりました。

足もとの鍛造アルミホイールにも注目していくと、どことなくポルトフィーノ(Portofino)のホイールを連想させるようなシングル5スポークタイプで、デイトナSP3用に開発された特別なピレリPゼロコルサタイヤを装着しています。

リヤビューもどこか懐かしさがありつつも、新世代の要素も盛り込まれたレトロフューチャーデザイン

リヤエンドもこれまた凄いことになっていますね。

新世代のデザインを採用しつつ、レトロ感も持ち合わせた何とも新鮮な造形ですが、テールライト用のモンツァSPシリーズから引き継がれた水平LEDストリップは、カーボンファイバーディフューザーの上の領域全体をカバーする多数のブレードに統合。

そして中央部分にインストールされた台形タイプのエキゾーストフィニッシャーは、V型12気筒エンジンの官能的なサウンドを提供しています。

最高レベルのパッシブエアロ効果を装備

なお今回のモデルにおいて、フェラーリはすべてのモデルの中で「最高レベルのパッシブエアロ効率を備えている」と説明していて、これは目に駆るパーツからの効率的な放熱管理のための革新的なソリューションと、冷却およびダウンフォースのための巧妙な設計のおかげで実現することに成功。

エアロセグメントで最も注目すべき革新は実際に確認することはできないものの、アンダーボディのリヤ部にある2つの床部分には、垂直ダクトを介してリヤウィングのルーバーに接続され、空気の流れを最大化し、ダウンフォースを増加させるシステムを構築しています。

新型デイトナSP3のインテリアもレーシーでありながらも新世代要素満載!限定台数や価格帯は?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!