【世界限定599台のみ】フェラーリ新型デイトナSP3が遂に世界初公開!ICONAシリーズ第3弾は”目を覚ます”かのような新世代ポップアップヘッドライトを採用…エンジン出力だけで840馬力を発揮

フェラーリ新型デイトナSP3の内装やパワートレインなどもチェックしていこう

ここからは、フェラーリ新型デイトナSP3のインテリアをチェックしていきましょう。

新世代フェラーリ独自の先進的なコックピットを採用しつつ、センタートンネルの上で合流し、周囲のトリムと一致する鮮やかな装飾でサイドシルで拡張するようなレイアウトに。

このデザインは、ドライバーがシャーシに直接取り付けられたクッションに座っていた1960年代のレースカーから着想を得ていて、運転位置はシングルシーターのそれと同様に、他のフェラーリモデルと比較して低く、よりリクライニングした「レーシング向けのシート」を採用しています。

コックピットにも注目していくと、スエードの装飾とインフォテインメントを組込んだ16インチの湾曲したデジタルゲージクラスターを装備することでミニマリストなものに(無駄を完全に省いている印象)。

ステアリングホイールは、ラ・フェラーリに非常によく似ており、マネッティーノダイヤル1つとボタンが統合されているため、ドライバーは手を離さずに車両の機能の80%を操作することが可能になっています。


軽量化とパフォーマンスアップのため、ハイブリッド技術は完全廃止

そしてもう一つのクールな要素としては、既に画像としてリークされていたギアシフトゲートですが、基本的にはローマ(Roma)に近いデザインでもありますね。

プラットフォームについては、ラ・フェラーリと同様のカーボンファイバーモノコックをベースにしながらも、実はハイブリッドシステムを一切使用しないピュアガソリンエンジン。

フェラーリとしては、シャーシとボディワークの両方を可能な限り軽量化するために、完全に複合材料(航空複合材、ケブラー、炭素繊維など)で生成していて、極力ハイブリッドバッテリーやモーターなどを搭載しないような設計を心掛けたそうです。

812コンペティツィオーネのエンジンを採用し、最高出力840psとICEモデル最強

そして注目のパワートレインですが、812コンペティツィオーネ(812 Competizione)をベースにした排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンをリヤミドシップに搭載し、最高出力840ps/9,250rpm、最大トルク697Nm/7,250rpmを発揮、トランスミッションはより高速度な7速DCTを搭載、駆動方式は過激な後輪駆動(MR)を採用しています。

パフォーマンスにおいては、0-100km/hの加速時間が2.85秒、0-200km/hの加速時間が7.4秒、最高時速は340km/h以上と全てがガソリンモデルとしては史上最強。

世界限定599台、もちろん全て完売

ちなみにこの新型デイトナSP3ですが、世界限定599台のみの販売で、価格帯は200万ユーロ(日本円に換算して約2.6億円)ですが、限定499台のみ販売されたモンツァSPシリーズを購入されたVIPオーナーのために販売され、残り100台分もフェラーリが定めたVIP顧客にアプローチ済みで、事実上完売しています。

【FIRST LOOK: New Ferrari Daytona SP3 ‘Icona’ Hypercar】

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Reference:CARSCOOPS