フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの納車7か月後の雑感。「トヨタ新型カローラクロスとはまるでキャラクターが違う」「音質は比較してはいけない」等【動画有】

新型ヴェゼルも新型カローラクロスもそれぞれに良さがあるものの、質感の高さでは新型ヴェゼルの方が上

さてさて、2021年4月末に私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、気が付けば既に7か月が経過していました。

新型ヴェゼルは、2021年10月末に特別グレードe:HEV PLaYのみが一旦受注停止となり、納期も1年以上になっているため、特にe:HEV PLaYの価値が高騰している状況です。

私が所有する上級グレードe:HEV Zも、納期半年近くまで伸びているとのことですが、ホンダの製造・組立工場もようやく正常稼働に入っているとのことで、今後少しずつ納期が縮まってくるかもしれません。

そんな大人気の新型ヴェゼルですが、やはり改めて普段使いしていると(BセグメントSUVということもあり)非常に使い勝手も良く、乗り心地も若干カタメのコンフォート寄り、センタータンクレイアウトで重心位置も低めだからなのかコーナリング時のバランスも結構良さげです。

そして2021年11月には、セグメントは異なれど競合モデルと言われているトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)が納車され、毎日活用していますが、改めてこれらの2台を簡単に比較しつつ、新型ヴェゼルをメインとした雑感をまとめていきたいと思います。


見た目やキャラクター感は全く異なるものの、オシャレで街並みに溶け込んでいるのは新型ヴェゼル

新型カローラクロスにある程度乗ったあと、改めて新型ヴェゼルに乗って感じたこととして、やはり新型ヴェゼルは高級感があるということ。

プラスチッキーなパーツを多用せず、フロント・リヤフェンダーはグロスブラック仕上げで質感高めですし、ホイールデザインとの相性も抜群。

街中で見かけても、「おっ、なかなかオシャレじゃん」と思わせてくれるような印象で、改めてボディ同色グリルはクリーンでピュアEVのような先進性もあることを考えると、ホンダはデザイン面でかなり思い切ったことをしたなぁと感じるばかり(もちろん良い意味で)。

もちろん、新型カローラクロスはオフロード/アウトドア志向な一台になるため、フロント・リヤの樹脂フェンダーモールやバンパーデザインは決してマイナスな印象を持っているわけではなく、街中で映えるクロスオーバーというよりかは、アウトドアやキャンプ場で馴染むような印象があります。

車内の上質さや触り心地は新型ヴェゼルの方が良い

続いて車内の質感についてですが、これはシンプルに新型ヴェゼルの方が上で、新型カローラクロスは価格帯を抑えている分、どうしても別モデルからの流用やプラスチックを活用するポイントが増えてしまっているため、こればっかりは致し方ないところ。

新型ヴェゼルは、BセグメントSUVながらもピアノブラックを多く活用しつつ、ステアリングスイッチのタッチ感を与えているところは素晴らしいところで、触り心地や上質な雰囲気は新型ヴェゼルの方が1枚も2枚も上手だと考えています。

一方で新型カローラクロスは、やはり内外装ともにスタンダード且つクロスオーバーのベンチマーク的な存在でもあるため、何かに長けている感じでもなく、「カローラシリーズらしい普通さ・シンプルさ」を上手く表現した一台だと思うんですね。

決して高級感を見せるわけではなく、馴染みやすさと使いやすさ(気軽に使えるという意味合い)を兼ね備えているため、新型ヴェゼルの様にピアノブラックを多用したり、聞き心地の良いスイッチのタッチ感を追い求めているわけでは無いのだけれども、どこか安心できる雰囲気があるのは、ある意味新型カローラクロスにしかない魅力の一つなのかもしれません。

新型ヴェゼルとカローラクロスの音質は?乗り味はどうだ?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!