これはお宝レベル?1億円以上の価値を持つポルシェ・カレラGTが日本円にして約4,100万円にて競売へ!テスラ新型サイバートラックの量産仕様と思わしき開発車両をスパイショット!

カレラGTも2003年に発売されて既に18年が経過しているのか…

2003年~2006年の間だけ特別に製造されたポルシェのハイパフォーマンスモデルで、世界で1,270台のみ製造・販売されたポルシェ・カレラGT(Porsche Carrera GT)。

現代のポルシェが世界限定モデルを販売すれば、即完売が当たり前となっていますが、実はこのモデル、本来であれば世界限定1,500台のみ製造・販売されるはずでしたが、前述の通り予定数に到達できず1,270台で生産を終了しています(残り230台分のパーツは、後の918スパイダーに流用されているとのこと)。

新車販売価格にして約5,000万円と、当時ではかなり高額な一台でしたが(しかもポルシェが為替リスクを嫌い、ユーロにて支払うよう命じたとの話も…?)、現在の中古車市場やオークションでは100万ドル(日本円に換算して約1.1億円)を優に超えるモデルがほとんどで、ようやくその価値の高さが示された一台となっています。

そんなカレラGTですが、海外オークションサイトCopartにて出品され、しかも新車価格以下となる362,000ドル(日本円に換算して約4,100万円)にて出品されています。


まさに破格ともいえるカレラGTを見ていこう

こちらが今回、競売に出品されてる新車価格以下のカレラGT。

ボディカラーは、カレラGTを象徴付けるシルバーメタリックにペイントされ、足もとの鍛造ホイールはセンターロック式、そしてブレーキキャリパーはイエローを採用していることから、ブレーキ関連はPCCB(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)を装備。

見た感じコンディションは良さそうですが、よ~く見てみると運転席側のフロントバンパーの様子がちょっとおかしいですね。

運転席側のフロントバンパーが一部剥がれてしまった模様

別の角度から見てみるとこんな感じ。

実はフロントバンパーカバーが一部剥がれてしまったそうですが(フロントフードもフィットしていない)、それ以外のパーツのダメージは無さそう。

Copartの情報には、プラットフォームとなるモノコックや足回りのサスペンション、その他の部品に関する損傷レベルなどは一切記載されていない辺り不安だらけですが、確かに価格帯としては破格レベルではあるものの、本当にこの金額分の価値があるのかどうか?と言われると非常に難しいところ。

もしかすると修理する際に、次々と修理すべきポイントが発見されるかもしれませんし、中々安易に購入することのできない一台かもしれません(そう考えると、約4,000万円にて購入するにはリスクがあり、最終的に修理費用もとんでもないことになるかも?)。

リヤビューも特にダメージはなく、コンディションも良さそう。

なおフロントバンパーが一部剥がれてしまった原因については記載されておらず、ドライバーのミスによる事故なのか、それとも当て逃げされたものなのかも不明。

エアバッグが展開されているため、衝突による衝撃は結構大きかった?

インテリアはこんな感じ。

特にこれといった汚れなどはありませんが、助手席側のダッシュボードにエアバッグが置かれているのを見ると、やはり衝突による事故の可能性が高いかもしれませんね。

ただエアバッグが展開するほどの事故だったことを考えると、ある意味今回の損傷は最小限に抑えられたものかもしれませんが、何と接触・衝突したものなのかも明確に記載されていないことを考えると、やはり手を出すにはかなり勇気が必要かもしれません。

ちなみにカレラGTのパワートレインは、現代では非常に珍しい排気量5.7L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載していますが、元々カレラGTはレーシングカー用として設計されていたため、2003年に発表された当初は、最高出力612psを発揮することがとんでもないことだったと言われています。

車内も非常にシンプルでありながら軽量化にも貢献していて、ボディパネルやフレームにカーボンファイバなどを贅沢に使用することで車体重量を1,380kgに抑えているところも重要トピックスです。

テスラ新型サイバートラックの量産仕様?と思わしき開発車両がスパイショットされるも、フロントワイパーが残念なことに?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!