凄いけど何かが違う…?フェラーリF40のレプリカ・ゴーカートが競売に出品へ!しかも手動脱着可能なオープン仕様で最高時速は64km/h、気になる予想落札価格は?
内外装の完成度は非常に高いが、ボディサイズは本物の3分の1スケールのようだ
これまで、様々なモデルをベースにしたスーパーカーのレプリカがオークションに出品されてきましたが、今回はちょっと特殊なレプリカモデルが出品されるようです。
今回のモデルは、フェラーリのスペチアーレモデルでお馴染みとなるF40のレプリカ版で、しかもボディサイズは本物の3分の1スケールと非常にコンパクト。
つまり公道を走るレプリカモデルではなく、ゴーカート仕様ということになりますが、その完成度は非常に高め。
一体どのような内外装に仕上げられたのかチェックしていきましょう。
まるで本物のような見た目のレプリカゴーカート
こちらが、2022年8月19日にRMサザビーズモントレーオークションに出品されるフェラーリF40のレプリカゴーカート。
見た目の完成度は非常に高く、レーシングカーのような引き締まった見た目と滑らかなボディラインが見事に再現された一台ですが、先述にもある通り、ボディサイズは本物の3分の1ほどとコンパクト。
なお出品情報を見ていくと、このゴーカートの名称はF-Racer Junior(エフ・レーサー・ジュニア)で、子供がカート場で乗ることも想定して設計しているとのこと。
本物のF40と大きく異なるポイントとしては、ハードトップルーフが手動脱着可能で、その気分によってオープン/クローズでの走りが可能ということ。
デタッチャブルハードトップルーフは、F40ではなくF50で可能ですが、このゴーカートでは気軽に脱着が可能なのが有りがたい所。
サイドのスタイリングやNACAダクト等も忠実に再現
サイドビューから見るオープンスタイルのF40レプリカも中々にカッコいいですね。
本物に比べてショートボディでおもちゃのような見た目ですが、伸びやかなフロント・リヤオーバーは忠実に再現されていますし、リヤウィング形状もそのまま。
ただ、リヤウィングの両サイドには”F40”のエンボス加工が無いとのこと。
フロントフードやリヤフェンダーのNACAダクト、ボディサイドのスクープ、リヤミドシップのシースルーエンジンフードまでしっかりと再現されていますが、このボディキットの製作期間は4か月以上とのことで、恐らくコストも相当にかかっていると予想されます。
エンジンはV型8気筒ツインターボ…ではなく270ccの小型エンジンを搭載し、最高出力は不明ながらも最高時速は64km/hにまで到達するそうです。
更に独立したサスペンションもインストールされているため、走りや乗り味の良さはゴーカート並みもしくはそれ以上なのかも?
ハンドル位置はもちろん左ですが、シートまでレッドに仕上げるほどの本気仕様。
どうやらレザータイプではなく合成皮革とのことですが、触り心地やホールド感など、どこまでゴーカートの仕様にマッチしているのか気になるところですね。
気になる予想落札価格は?
最後に気になる予想落札価格ですが、30,000ドル~40,000ドル(日本円に換算して約399万円~約530万円)と中々に強気ではあるものの、非公式モデルとはいえコレクターからすると物欲を刺激するようなモデルなのかもしれません。