オープンモデル最速モンスター降臨!米ヘネシー新型ヴェノムF5ロードスターが世界初公開。「クーペ同様に1,800馬力以上」「最高時速は300マイル(483km/h)以上」

オープンモデルでもヘネシーは”クーペ同様に”世界最高速を目指す

アメリカ・テキサスを拠点とするチューナーブランドのヘネシーパフォーマンスが、ハイパフォーマンスハイパーカーのヴェノムF5(Hennessey Performance New Venom F5)をベースにした世界最速のオープンモデル・新型ヴェノムF5ロードスター(New Venom F5 Roadster)を世界初公開しました。

このモデルは、クーペモデルよりも更に+90万ドル価格アップした300万ドル(日本円に換算して約4.1億円)での販売を目指しており、パワートレインやスペックもクーペ同様に排気量6.6L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力1,842psを発揮、最高速度は483km/h(300mph)以上を実現するとのこと。

但し、上記のスペックを満たすためには、一体型のハードトップルーフパネルを装着する必要があるため、オープン状態だとその性能を発揮することは難しいそうです(オープン状態での最高速は不明)。


色々と仕様は気になるが、夢のあるモデルであることは間違いなさそうだ

こちらが今回公開された新型ヴェノムF5ロードスター。

クーペモデルに比べて+45kg重くなったものの、車体重量としては1,430kgと非常に軽量。

ただ、この+45kgの重量アップにより、加速性能にどれだけの影響を与えるかまでは言及しておらず、ヘネシーとしてはあくまでも「オープンモデルであっても最高時速に耐えうる設計になっている(但し、ハードトップルーフを装着した場合)」ことを強くアピールしたいのかもしれません。

なおヘネシー曰く、停止状態から最高時速となる483km/hに到達するまでに15.5秒にて到達すると説明していますが、これはあくまでもシミュレーション上での話(それ以前に500km/hに耐えうる専用タイヤが存在しない)。

2023年以降にオープントップで最高速にチャレンジする模様

ヘネシーによると、2023年以降には「トップルーフを外した状態」にて、新型ヴェノムF5ロードスターが最高時速483キロに対してどこまで近づけることができるのかを評価する予定で、同社先代モデルとなるヴェノムGTスパイダーの427.4km/h(265.57mph)を更新することが期待されています(当時はカリフォルニア州レモー海軍航空基地にて最高速にチャレンジしたため、おそらく今回も同じ場所にて実施されると予想)。

ちなみに2023年以降に記録更新にチャレンジする理由としては、「生産率が横ばいになったときに実施したいから」と述べており、ヘネシーは2022年後半まで生産を開始しない模様。

ある程度生産が落ち着いたタイミングで、ヴェノムF5クーペの最速記録に挑戦する可能性が高く、その結果を見てからオープンモデルでの挑戦に移行すると云われています。

ちなみにヴェノムF5の競合モデルは、ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+(Bugatti Chiron Super Sport 300+)とSSCトゥアタラの2車種で、それぞれの最高時速は490.48km/h、532.69km/hを実現しますが、特にSSCトゥアタラの530km/h超えはかなりの厳しそうなところ。

2ページ目:新型ヴェノムF5ロードスターのトップルーフは単なるアタッチメントタイプではない?