ライバルはトヨタ・アルファード/レクサスLM?中国ビュイックがマイナーチェンジ版・新型GL8を世界初公開。メッキ&オラオラ顔は変わらず内装も更に先進的に

マイナーチェンジ前はトヨタ・エスクァイアにそっくりだったGL8

アメリカの自動車メーカー・ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売する乗用車ブランドの一つであるビュイックが、中国市場向けとしてラインナップしている人気ミニバンGL8をマイナーチェンジ版として新たに発表しました。

今回発表されたマイナーチェンジ版・ビュイック新型GL8は、ミニバン特有のオラオラ顔と重厚感、そして高級感を演出するためにメッキ加飾をふんだんに使用し、更に高級ミニバン特有の大口化したフロントグリルで存在感をアピール。

マイナーチェンジ前のGL8のフロントマスクは、既に販売・生産終了しているトヨタ・エスクァイア(Esquire)にそっくりと話題でしたが、今回はアルファード(ALPHARD)/レクサスLMを意識した顔つきになっています。

早速新型GL8の内外装デザインをチェックしていきましょう。


今回の新型GL8は大きく3種類のグレードをラインナップするようだ

こちらが今回公開された新型GL8のエクステリアデザイン。

今回のマイナーチェンジにより、フロントマスクをリフレッシュすることで中国の富裕層をターゲットにしたラグジュアリーミニバンを目指し、更にグレード展開も充実したものに。

実はグレードによってフロントグリルパターンが異なるそうで、この辺りは新型GL8の新たな試みであり、ユーザーの用途・目的、ライフスタイルに合わせたデザインテイストで非常に魅力的。

最もデザイントレンドを意識したAvenir(アヴニール)

まずはちょっと特殊なグレードとなるGL8 Avenir(アヴニール)で、その名の通り自動車業界のトレンド・将来性をイメージした水平基調のグリルパターンを採用し、且つラージサイズミニバン特有の高級感を演出。

個性を持ちつつ安全性を重要視したLegacy(レガシィ)

そしてこちらが、安全性を重要視したGL8 Legacy(レガシィ)。

先程のアヴニールのような水平基調のグリルパターンではなく、少し特殊なV字をイメージするようなグリルパターンを採用しつつ、更にフロントヘッドライトは精悍な顔つきをイメージしたマトリックスLEDを採用しています。

エアインテーク部分も、おそらくダミータイプだと予想されますが、縦基調をイメージしながらも大口化することでエネルギッシュさを強調しています。

2列目キャプテンシートは、車いす利用の方にも有難い電動回転チルトシートタイプ

なおこのグレードになってくると、どうやら体の不自由な方を対象にした回転式電動キャプテンシートを装備することが可能で、使い勝手はもちろんのこと、利便性も大幅に向上します(おまけにシートは本革で上質)。

あと安全装備については、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト(LKA)、車線逸脱警報、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能といった技術ももちろん標準装備されています。

そしてほんの少しだけ確認できますが、足もとには18インチアルミホイールを標準装備するそうで、細部に渡ってのアクセントも抜かり無し。

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