【価格は日本円で約800万円】中国ホンダがフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(FL5)を発売スタート!生産元は日本の寄居工場だが、今後の納期にも影響する?

日本から輸入し、販売は東風本田汽車になるようだ

2022年9月1日に日本市場向けとして発表・発売するも、2023年1月19日で受注一旦停止を予定しているホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

日本国内でのバックオーダーは2万台を超え、納期にして3年以上と云われていますが、そんなシビックタイプR(FL5)が中国でも2022年12月20日より販売スタートしました。

生産元は日本の寄居工場で、日本から輸入して東風本田汽車(ホンダと東風汽車との合弁企業)が販売するとのことですが、最も早い方だと2023年春頃に納車・デリバリーを開始する予定だそうです。


基本的な内外装デザインは日本仕様と同じ

こちらが今回、中国市場向けとして販売される新型シビックタイプR(FL5)。

中国表記では「思域TYPE R」になりますが、基本的な内外装デザインは日本仕様と同じで、LEDヘッドライトや逆L字型LEDデイタイムランニングライト、19インチのリバースリム(鋳造)ホイール+ミシュラン製パイロットスポーツ4Sタイヤを標準装備。

リヤエンドには最大トルク(Nm)を意味するバッジも

リヤビューも基本的に同じ”C”字型LEDテールランプやベルリナブラック仕上げの巨大リヤウィング(アルミダイキャストステー付)、センター3本出しマフラー(中央のみ大径タイプ)、そしてタイプRの象徴ともいえる”H”の赤バッジが貼付されていますね。

ただリヤエンドで唯一異なるのが、テールゲートに最大トルクとなる「420」Nmのバッジが貼付されていること。

これは東風本田に限らず、東風日産などが展開するラインナップモデルでも最大トルク値を貼付する傾向にあるそうですが、なぜエンジン出力値ではなくトルク値なのかは不明(中国独自の規格でもあるのだろうか?)。

左ハンドル仕様以外は基本的に同じようにも見えるが…?

車内も基本的に同じですが、日本と大きく異なるのは左ハンドル仕様ぐらいでしょうか。

あとはレッドのスポーツバケットシートとアルカンターラ巻きのステアリングホイール、そしてトランスミッションは6速MTのみをラインナップ。

メーターは基本的に10.25インチのフル液晶、フローティングタイプのセンターディスプレイオーディオは9インチを標準装備、その直下には3連ダイヤル付きのエアコンが装備されますが、その直下には置くだけ充電が装備されていますね。
※日本仕様だと置くだけ充電はディーラーオプション扱いになる

メーターデザインももちろん同じで、サーキット志向の「R+」モードのレイアウトも健在。

シリアルナンバーは中国専用の通し番号を設定

そして助手席側のインパネ部分にはシリアルナンバー「R-00000」バッジが貼付されていますが、こちらは基本的に世界共通の通しナンバーになるようです。

USBポートの隣にもシリアルプレート付?

もう少し細かく見ていくと、置くだけ充電の近く(厳密にはUSBポートの左隣り)にもシリアルナンバーバッジ?のようなものが設けられるようですが、こちらは中国向けの通し番号になるようですね。

この点は日本仕様と大きく異なる部分だと思います。

パワートレインは、日本仕様同様に排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力330ps/最大トルク420Nmを発揮、トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は前輪駆動[FF]のみをラインナップします。

中国だと日本円で約800万円

最後に、気になる中国向け新型シビックタイプR(FL5)の車両本体価格は42万元(日本円に換算して約800万円)。

為替や関税などの影響もあるとは思いますが、果たして中国ではどれだけのバックオーダーを抱えることになるのか、大量のバックオーダーを抱えた場合、優先度はどれだけ高いのか?日本向けの納期にどれだけ影響するのかも気になるところです。

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