日本だと大炎上だろうな…EV充電ステーションにランボルギーニやマクラーレンが悪質駐車→SNSに晒される。レクサス新型LBXが発表直前に完全リーク
オーストラリアでは、ピュアEV専用の充電ステーションに内燃機関モデルを駐車した場合に罰金が発生するようだ
2023年5月28日、オーストラリアのとある駐車場に設置されてテスラ専用の充電ステーション「テスラ・スーパーチャージャーステーション」にて、世界限定900台販売された大排気量のV12 NAモデルとなるランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)と、ハイパフォーマンスモデルとなるマクラーレン765LTがそれぞれ駐車されているところが目撃されました。
もともとこの充電ステーションに駐車しようとしていたテスラオーナーですが、珍しく全ての充電ステーションが埋まっていたそうで、しかし”よ~く”見てみると、電気自動車とは全く無縁ともいえるリヤミドシップスーパーカー2台が悪質に駐車されていたとのことで、この駐車された画像がSNS等に投稿され大きな話題となっているようです。
中々にシュールだがテスラオーナーからすれば許されない行為
こちらが今回、SNSにて晒されたテスラ・スーパーチャージャーステーションに駐車するランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ。
これが日本で発生したら大炎上は不可避ですし、陰湿な嫌がらせやSNSでの晒上げが発生しそうですね…
これは、オーストラリア・ゴールドゴーストのランナウェイ・ベイ駅にて撮影されたもので、テスラ車を充電しようとしていたテスラオーナーによって撮影 → EV充電ステーションの場所を示す人気ウェブサイトPlugShareにて、「Tessi」というユーザーが投稿したもの(PlugShare自体は2023年5月中旬に開設されたばかり)。
その後、この画像はSNSでも瞬く間に拡散されたそうで、アヴェンタドールSVJやマクラーレン765LTのオーナーが特定されるまでの事態になっているそうです。
SNSにて晒されたからといって、罰金が発生するとは限らない?
こちらは何とも刺激的なオレンジカラーのマクラーレン765LT。
ナンバーが装着されていないこともSNSにて大きく取り上げられています。
オーストラリアメディアThe Drivenの報道によると、ニューサウスウェールズ州の法律により、EVコミュニティにおいて”ICE-ing”呼ばれる専用の充電スタンドに駐車する内燃機関車の所有者は、最大2,875オーストラリアドル(日本円に換算して約27万円)の罰金が科される恐れがあるとし、この罰則を発表した僅か数か月後に頻繁的に発生しているとのこと。
ちなみに、実際にこれらの罰金を課すには、このスーパーチャージャーステーションに警察を呼ぶ必要があり、警察が見ている目の前でガソリンモデル(今回の例であればマクラーレン765LTとランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ)が駐車されていることを目撃することが前提になるとのこと。
そのため、警察が目撃する前にこれら2台の内燃機関モデルが駐車場から離れてしまった場合は、罰金が発生しないというとのことですが、今すぐにでも充電したいピュアEVオーナーからすると迷惑な話であることは確か。
オーストラリア電気自動車評議会も、今回の出来事は問題視しているが…
なおオーストラリア電気自動車評議会の政策責任者は、「国内にある8万台余りのEVにとって、利用可能な充電器はどれも重要かつ貴重なものであり、意図的か偶発的かを問わず、充電器がブロックされないようにする必要がある」と述べています。
加えて、「一部の人々が犯した真の間違いはありますが、道路でより多くの充電器を使用できるようにするには、EVでもこれらの充電器を利用できるようにする必要があるということを社会全体で広く認識する必要がある」としている一方で、内燃機関モデルを駐車できないような設備を整えることは現状難しいとのこと。