ボルボ新型EM90が世界初公開!中国Zeekr 009をベースにしたラグジュアリー・ピュアEVミニバン。トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアも競合視野に?
遂にボルボが、ブランド初の後席スライドドアを採用する新型ミニバンを発表!
以前、スウェーデンの自動車メーカーでお馴染みとなるボルボが、新型EM90と呼ばれるティーザー画像を複数枚公開しましたが、遂に2023年11月12日に内外装デザインを世界初公開しました。
今回ボルボが公開したモデルは、SUVでもステーションワゴンでもセダンでもないミニバンスタイル。
ボルボとしては初めてとなる両側後席スライドドアを採用し、更にベースとなるモデルは、中国・吉利汽車のZeekr 009をベースにしているとのことで、内燃機関を搭載するのではなく、ピュアEVミニバンとして新しくラインナップされる予定です。
内外装デザイン含め、早速チェックしていきましょう。
Zeekr 009をベースとした馴染みあるエクステリアデザイン
こちらが今回公開された、ボルボ新型EM90のエクステリア。
これまでSUVやステーションワゴンを数多くラインナップしてきたモデルが、まさかミニバンを販売するときが来ようとは…
これも中国企業・吉利汽車の方針によるものと予想されますが、EM90ではスポーティなエクステリアを提供するため、足もとには19インチ or 20インチのダイナミックなタイヤアルミホイールを装着。
更にピュアEVモデル特有のグリルレスバンパーが装着され、ベースとなるZeekr 009を再設計することでボルボ色を強調。
こちらは真正面から見たEM009。
ヘッドライトはボルボのアイコンでもあるトールハンマータイプのLEDを採用し、フロントエンブレムもLEDが点灯。
グリルレス部分もLEDが点灯?しているようにも見えますが、この点は実車インプレッション動画などにて要チェック。
こちらはリヤクォータービュー。
フロントとの統一感を持たせるために、両サイドにもピラーまで伸びるトールハンマーのLEDテールランプを採用し、センター部分には”VOLVO”のレタリングバッジを貼付。
ボディサイズは、トヨタ新型アルヴェルよりもかなり大きめ
ちなみにEM009のボディサイズは、全長5,206mm×全幅2,024mm×全高1,859mm、ホイールベース3,205mmとかなり大柄で、トヨタのフラッグシップミニバンでお馴染みとなる新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE, 40系)とのサイズ差は明確。
※アルヴェルのボディサイズは、全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mm
このモデル、中国では既に先行予約を受け付けているそうで、競合モデルにはレクサス新型LMやトヨタ・アルファード/ヴェルファイア、更にはビュイックGL8といった高級ミニバンが対象となっているようです。
ちなみに、EM009の車体重量は2,763kgと中々の重量級で、その理由もピュアEVバッテリーや駆動用モーターを搭載するからですが、気になるパフォーマンスはどうなっているのでしょうか?