日本人オーナーにも納車予定のブガッティ新型W16ミストラルが早くも転売!何と新車価格約7.4億円 → 13.8億円(約2倍)へと高騰…但し注意すべき点も

世界限定99台という希少性を考えると、約2倍の高額値で取引されることは概ね予想できたが…

2022年8月、ブガッティが世界限定99台のみ販売した新型W16ミストラル(Bugatti New W16 Mistral)。

ブガッティが、世界限定30台のみ販売したシロン・スーパースポーツ300+(Chiron Super Sport 300+)をベースにしたオープン仕様で、新車販売価格は5,000,000ドル(日本円に換算して約7.4億円)と超高額ではあるものの即完売しました。

そんなW16ミストラルは、日本人オーナーにも納車予定との噂がありますが、早くもこのモデルのビルドスロットが販売され、とんでもない金額で取引されるかもしれません。


その金額は、新車価格の約2倍となる10億円超えに?!

こちらが今回、海外販売サイトMobileにて出品されているW16ミストラルのビルドスロット。

今回販売されているのは、実はオーナーに納車された実車ではなく、購入権を得ているオーナーの枠をプレ値で他のユーザーに販売するというもの。

そのため、ボディカラーから内装カラー、素材、細部に渡るオプション決めなどは、購入するユーザーが全て決めることができ、ユーザーが決めた仕様を購入権を得ているオーナーがディーラーに注文するという流れかと推測しますが、その後の所有権はどうなるのか?そもそもディーラーやメーカーから許可を得て出品しているのかは不明。

いろいろと気になる部分は多いですが、本モデルのビルドスロットの価格帯は驚きの8,539,900ユーロで、日本円に換算すると約13.8億円。

つまり新車価格の約1.86倍のプレ値が付いていることになりますが、果たしてこの金額で売れるのだろうか…という疑問もあったり。

納車時期は2024年以内と世界トップクラスの早さ

そして気になる納期についてですが、出品元の情報によれば2024年内に納車可能とのことで、おそらく世界トップクラスの早さで納車できそうですが、本モデルのビルドスロットを出品した人物の正体も気になる所。

実際に仕様が決まってから注文して、最短4か月で納車できるかもしれない?とのことですが、1台1台全て手作りで、特注のデザインなどがあれば4か月以上かかることは間違いなさそうです。

ビルドスロットほどリスクのある商品は無いかも

W16ミストラルは、ブガッティがラインナップする最後の排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジン搭載車で、最後のシロンをベースとした派生モデル。

先述にもある通り、世界限定99台のみ販売された超希少モデルのため、発売後は新車価格よりも高額値で転売されることは容易に想像できましたが、まさかビルドスロットで高額転売されようとは…

まだ実際に売れたわけではないため、この金額が妥当なのか、そもそもメーカーから許されているのか、本当に購入権を得たオーナーが出品しているのか等、色々とリスクのある売り物だと思います(おまけにネット販売ですし…)。

2ページ目:W16ミストラルってどんなモデル?ブガッティの特別モデルを集約した最後の派生車?