ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて1年3か月が経過!そろそろお別れ&最終評価は?スポーツに振り切りながらも実用性も両立する優秀なスポーツカー

早いもので、私の新型シビックタイプR(FL5)も納車されて1年3か月が経過

2022年10月に私に納車されて1年3か月が経過し、走行距離も7,000kmを突破しているホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)×チャンピオンシップホワイト。

本来であれば、約2年もしくは車検前まで所有するつもりだったのですが、諸々の理由で近日中にお別れすることになりました。

今回は、本モデルが納車されて1年3か月経過してのインプレッションに加え、最終評価をまとめていきたいと思います。

私個人の主観的な内容になっていますので、あくまでも参考程度にみていただけましたら幸いです。


内外装デザインはどうだ?

まずはシビックタイプR(FL5)が納車されて1年3か月経過しての内外装デザインを改めて評価していきましょう。

これに関しては、各人の好みが大きく分かれるところなので主観たっぷりのレビューになってしまいますが、あくまでも個人的な感想としては、先代FK8の超アグレッシブなデザインよりも控え目なところが好み。

発表当初、SNSでは「ダサい」「ホンダの迷走が始まった」など色々と言われていましたが、クリーン且つシンプルなフロントマスクとワイド&ローを引き立てるフロントバンパーとブラックのリップデザインが秀逸で、街中で見かけても「やっぱりタイプRってかっこいいな…」と思い、すれ違う度に無性に乗りたくなるほど(タイプRとすれ違うときに限って別の車に乗っていることが多い)。

リヤビューも大きく意見が分かれるところですし、センター3本出しマフラーや巨大リヤウィングなども良し悪しはあると思うものの、国産の純正フルノーマルスポーツカーでこの組み合わせを実現できるのはシビックタイプR(FL5)だけだと思いますし、より一層の特別感を感じられるのも魅力の一つ。

リヤウィング付きのモデルは、私のなかでランボルギーニ・ウラカン(Lamborghini Huracan)のカスタムモデルで卒業していましたが、シビックタイプR(FL5)を所有してからは、過去の自分を思い出させてくれるほどに胸がアツくなります。

走行性能は国産スポーツカーでトップクラス!前輪駆動[FF]とは思えない程のツッコミを見せてくれる

続いてはシビックタイプR(FL5)の走行性能について。

これは言わずもがな公道を走れる国産スポーツカーの中ではトップクラスだと考えていて、一般道や中速域にて走らせた際のステアリングフィールは重めで、しかしステアリングを切った分だけしっかりと曲がる所は、シビックタイプR(FL5)の足回りの良さとタイヤのグリップ力の影響だと思います。

本モデルには、ホンダとミシュランの共同開発によって実現した特別な純正タイヤを装着していますが、このモデルで高速道路を走らせて行くと、100km/h~120km/h制限となるような高速エリアの場合、従来の60km/h未満の一般道に比べると安定感も向上してステアリングフィールも若干軽やかになるものの、その一方で気になっていたのがステアリングの振れ(挙動)。

例えば高速道路で左側車線を走行し、左側に曲がるようなRコーナーがあると、曲がる方向に対してステアリングが少し反対側(右側車線側)に力が働く傾向にあるんですね。

表現を少し変えると「ちょっと外側に膨れる?」ような印象ですが、フィーリングとしてはオーバーステアにならないようなグリップ感と接地感というイメージ。

おそらくは予防安全装備Honda SENSING「車線維持支援システム(LKAS)」が働いていることも影響しているとは思いますが、この独特の挙動がFRスーパーカーのフェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)のフィーリングに似ているのもユニークなところ。

あとは前輪駆動[FF]特有?のノーズダイブはあまり感じられず、中速域でのコーナーでは四輪駆動[AWD]のように外側に膨らみにくい挙動があるたびに「この車って本当に前輪駆動[FF]なのだろうか…?」と思ってしまうほど。

それだけシビックタイプR(FL5)の走りは、公道では十分持て余すほどのパフォーマンスとバランス性能を持ったスポーツハッチバックだと考えています。

2ページ目:シビックタイプR(FL5)の快適性も高い?気になる最終評価は?