【世界限定99台のみ】ブガッティ新型W16ミストラルが世界初公開!シロンSS300+のオープン版で1,600馬力を発揮!価格は約6.8億円で日本にも納車予定か

約20年間受け継がれてきたW型16気筒クワッドターボエンジンが遂に幕を下ろすことに?

先日、アメリカのハイパーメーカーであるヘネシーパフォーマンスがオープンモデル世界最速を目指す新型ヴェノムF5ロードスター(Hennessey Performance New Venom F5 Roadster)を公開したばかりですが、2022年8月20日、これに続いてブガッティからも世界最速のオープンモデルを目指す新型W16ミストラル(Bugatti New Mistral)を世界初公開しました。

新型W16ミストラルは、ブガッティが以前に世界限定30台のみ販売し、世界最高速記録となる490.5km/h(304.773mph)を更新したシロンスーパースポーツ300+(New Chiron Super Sport 300+)のオープン版で、しかもこのモデルをもってW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載する最後のモデルと云われています。

新型W16ミストラルは、W型16気筒クワッドターボエンジンと、南フランスの風とマセラティが使用していたトライデントバッジにちなんで名づけられたミストラルが由来となり、世界限定99台のみ、価格にして500万ドル(日本円に換算して約6.8億円)の超高額モデルとなります。


新デザイン言語ではあるものの、ディーヴォやラ・ヴォワチュール・ノワールをミックスしたような独特なデザイン

こちらが今回世界初公開されたブガッティ新型W16ミストラル。

ブガッティのこれまでのデザイン言語とは異なる全く新しい一台とのことですが、ブガッティのアイコンともいえる馬蹄型グリルはそのままに、ヘッドライト意匠は世界限定40台のみ販売されたディーヴォ(Divo)や、ワンオフモデルのラ・ヴォワチュール・ノワール(La Voiture Noire)を盛り込んだような近いものが有りますね。

MiG-15のような冷戦時代の戦闘機を彷彿とさせるようなアグレッシブさはあるものの、どこかコンセプトカーのような非現実的なデザインも、このモデルの魅力の一つなのかもしれません。

リヤビューはレーシングモデルのボリード風

そしてリヤデザインがこんな感じ。

レーシングモデルのボリード(Bolide)を彷彿とさせるようなクロスのLEDリヤテールランプに加え、”BUGATTI”のレタリングバッジも光る仕様に。

そして大きなリヤグリルは、ロータス・エヴァイヤ(Lotus Evija)からインスピレーションを受けたかのようなテイストですが、こうして見ると全く新しいデザイン言語を取り込んでいるように見えて、実はこれまで登場してきたモデルの集大成、つまりはW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載してきたモデルの最後を締めくくるモデルであることを意味しているのかもしれません。

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