フルモデルチェンジ版・レクサス新型LM500h EXECUTIVEの実車を見てきた!女性や子供を考慮した後席の入り口はグッド!但し、ちょっと残念なポイントも
やはり画像や動画で見るよりも、実車で拝見した方がカッコ良く迫力がある
2023年10月19日に発表・発売された、レクサスのフラッグシップミニバンとなるフルモデルチェンジ版・新型LM。
まず先行にて販売されたのは、法人や芸能事務所、公用車として活用されるであろう2列4人乗り仕様となる最上級グレードのLM500h EXECUTIVEで、今回はこの実車を拝見することに。
本モデルが登場した後、ファミリーグレードの3列6人乗りや3列7人乗りのLM350hなどがラインナップされるスケジュールだと思われますが、まずはレクサスのトップグレードからラインナップすることで、トヨタ・アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)との差別化を図るのだと推測されますが、その仕上がりを見ていきたいと思います。
まずはLM500h EXECUTIVEのエクステリアを見ていこう
こちらが今回、特別に展示されている新型LM500h EXECUTIVE。
ボディカラーはレクサス定番のグラファイトブラックガラスフレークで、新世代デザイン言語となるスピンドルボディとの一体感を高めたフロントマスクに。
威風堂々ともいえるその佇まいと存在感、そしてボディサイズは全長5,125mm×全幅1,890mm×全高1,955mmとアルヴェルよりも大きなサイズ感となるわけですが、実車で見ると数値以上の大きさに見えたり。
ヘッドライト意匠も、これまでのレクサス伝統となる三眼LEDヘッドライトと、これまでとは異なるL字型を向かい合わせたLEDデイタイムランニングライトとスモールランプを搭載。
サイドから見るととても伸びやかですが、アルファード/ヴェルファイアに比べると、リヤセクションが更に延伸しているように見え、2列目のゆとりを大きく持ったデザインになっているのだと考えられます。
ちなみに、足もとのアルミホイールは19インチとダイナミックですが、車体がかなり大きく見えるからなのか、ホイールの存在感がちょっと薄れてしまっているようにも。
そしてこちらがリヤデザイン。
リヤテールランプは、トヨタ・レクサスのアイコンの一つにもなっているセンター直結式となる一文字を採用。
まるでコンセプトカーのようなテールランプですが、実車で見ると「存在感があって悪く無いな…」と思うのが正直なところ。
新型LM500h EXECUTIVEの豪華なインテリアを見ていこう
ここからはインテリアを見ていきましょう。
インテリアカラーは、ソリスホワイトにカッパーアクセントを加飾した、飛行機のファーストクラスや、新幹線のグランクラスをイメージさせる高級感とパーソナル感で、従来のミニバンとは異なる非現実的な装備。
女性や子供のことを考えた3段ステップ
ちなみにこの車、ユニバーサルステップも搭載されていますが、フロアにたどり着くまでに3段構成になっていて、その理由もスカートを履く女性や子供のことを考慮して、大きく脚を上げないようにするためだと考えられ、こういった細かい気遣いやおもてなしはトヨタ・レクサスの素晴らしいところ。
後席全体を撮影できるほどの足元スペースの広さ
車内に入り込むと、足もとのスペースは大きく確保されていますし、「これ本当に車なの?」と思わせるほどのラグジュアリー感。
車両本体価格2,000万円(税込み)の車なだけあって、中国の高級ミニバン市場に対抗できるだけの見た目なのは確か。
そして足元のスペースからでも、2列目キャプテンシート全体を撮影できるだけの広さもにも驚かされます(自分が姿勢を崩して撮影しているのがシュールに思えてくる)。
48インチディスプレイは、そこまで圧迫感は感じられなかった?
そしてフロント・リヤをパーティションとして区切りながらも、48インチのワイド過ぎるディスプレイの存在感。
画像や動画だけの情報だと「48インチディスプレイって大き過ぎじゃない?」と思ったりもしましたが、24インチに2分割できるという利便性や、横長の48インチだと特に圧迫感を感じなかったりなど、意外と使い勝手としては悪くなさそうというのが正直な感想です。
ちなみにこちらは、リヤシート用のリモコン式タッチパネル。
前後スライドやリクライニング、オットマン、シートヒーター/ベンチレーション、エアコン、そしてマッサージチェア用のコントローラーとしても活用できるユニークなユーティリティ。
ちなみに、実際に座ってみたときの座り心地としては、セミアニリン本革ということもあってLX600のような適度な柔らかさがあり、体がすき間なくフィットする感じは良きところ。