テスラって恨まれてるの?メキシコの彫刻家が「モデル3を巨大石頭で潰す作品」を公開!フェラーリ・カリフォルニアが路上で落書き・放置→信じられない秘密が?

過去にはモデルSにダイナマイトを仕掛けて破壊する過激な動画もあったが…

アメリカの電気自動車メーカー・テスラが販売するエントリーモデルのモデル3(Tesla Model 3)。

現在はビッグマイナーチェンジしてフロントマスクや内装のデザインアイコンも大幅に変更されましたが、今回ビッグマイナーチェンジ前のモデル3が、巨大な石頭によって潰される「作品」がメキシコにて公開され、世界的に注目を集めているそうです。

前述にもある通り、これは事故によって生まれたものではなく、一人の彫刻家が「テスラCEOであるイーロン・マスクを挑発したかったから」という理由から、意図的につぶされた作品となっています。

その強烈な作品を見ていきましょう。


テスラに相当な恨みが無いと、ここまで強烈な作品は生まれないのでは?と思う

こちらが今回、メキシコ市のホテル・コリマ71(Colima 71)の敷地内にて特別展示されている、巨大石頭によって押しつぶされているテスラ・モデル3。

まるで高台にあった巨大石造の一部が崖から落下してきて、たまたま駐車していたモデル3が押しつぶされたかのような事故現場に見えますが、この構図はそういった偶然によって作られたものでは無く、クレーン車を利用して意図的につぶしたもの。

こちらがクレーン車で巨大石頭を持ち上げ、モデル3を潰す前のシーンになりますが、そもそもなぜこのような作品が作られたのでしょうか?

この作品を生み出したのは、メキシコ人アーティストであるチャビス・マルモル(Chavis Marmol)氏で、どうやら同氏が「テスラCEOであるイーロン・マスク氏を挑発するため」に作られたものとのこと。

チャビス・マルモル氏は、こうした石像を作るために彫刻を生業としたアーティストになり、普段はガソリン車や電気自動車を運転することも、所有すらしたこともないそうで、今日までずっと自転車をメインとした移動が多かったそうです。

そしてこちらが、今回作られたという重さ9,000kgのオルメカの石像。

かなり不気味な作品ではありますが、メソアメリカ最初の主要文明とされるオルメカ人の巨石人頭像からインスピレーションを得たとされています。

なお、今回の作品についてメディアAFPが実際に取材したとのことですが、同氏がこの作品を作った理由として、「私のアイデアは、イーロン・マスク氏をいらだたせる作品を作ることだった。この素晴らしい頭があなたのお粗末な車に何をするか見てください。この頭はあなたや、そこら中にはびこっているテクノロジーよりも大きい」とのこと。

メキシコにテスラの新工場を設立することに対する反抗的な側面もある?

テスラは2023年3月に、メキシコ北部のモンテレイに巨大工場を建設すると発表しましたが、これについてチャビス・マルモル氏は「これらを目にしたら私は何を感じるだろうか?と考えた。テスラは私にとって何を意味するのか? モンテレイに工場を置くことは何を意味するのか?イーロン・マスクは私たちに何をもたらすのか?」とコメント。

今回の作品については、「芸術作品であり、残虐的な行為であっても彼は許してくれるだろう」とこれまた挑発的な言動を残していますが、電気自動車を製造する工場が建設されることで、環境に悪影響をもたらす危険性を訴えるための、いわゆる反抗的な側面もあるのかもしれません。

2ページ目:ブラジルの路上にて、落書きされたフェラーリ・カリフォルニアが放置されているのには理由があった?