(米)日産が2025年モデル・新型GT-R R35の特別仕様車T-Spec「匠」とスカイラインエディションの2種類を発表!日本でもサプライズモデル登場か

アメリカでは「最後」と思われる特別仕様車2車種を発表

2024年3月14日、日産は日本市場向けとして一部改良版となる新型GT-R R35を発表し、同年6月に発売することを明らかにしました。

基本的なグレード構成は何も変わらず、スタンダードグレードと特別仕様車T-Spec、そしてハイパフォーマンスグレードNISMOの3種類がラインナップされ、2024年モデルに比べて「最大で約146万円」ほどの値上げとなります。

そしてその2日後となる3月16日にも、アメリカ市場向けとなる新型GT-R R35が発表されたわけですが、どうやら「最後の」特別仕様車となるT-Spec「匠(Takumi)」と、スカイラインエディション(SKYLINE EDITION)の2種類が設定されることが明らかとなりました。


匠の技術を持つ職人によって作られるGT-R R35

こちらが今回、アメリカ市場向けとして発表されたT-Spec「匠」とスカイラインエディション。

これらの特別仕様車は、細部に細心の注意が払われ、歴史的なボディカラーに仕上げられる一方で、購入できるユーザーは限られているそうです(つまりは超希少な限定モデル)。

T-Spec「匠(Takumi)」は、外観での特別感が得られにくい?

GT-R R35の豊かな伝統と創造の背後にある熟練した職人に敬意を表す特別仕様車ですが、T-Spec「匠」は、細心の注意を払って手作りされたエンジンを強調し、スカイラインエディションは、象徴的なベイサイドブルーのペイントカラーを復活させるとのこと。

まずT-Spec「匠」においては、上の画像にもある通り、排気量3.8L VR38DETT型V型6気筒ツインターボチャージャーエンジンに「匠」付の専用プレートを装着。

これは、「匠」と呼ばれるわずか4人の熟練職人のうちの1人によって作られるとのことで、彼らの仕事、献身、そして細部への特別なこだわりに敬意を表したものになります。

各エンジンには、正確なエンジン公差とバランスにさらに高いレベルの注意を払って構築され、赤色にエッチングされたプレートだけでなく、特別なゴールドのVINエンジンバッジも付いてきます。

こうして見ると、T-Spec「匠」はプレートに力を入れている印象で、目に見える外観の特別感が得られにくい?というイメージもありますが…

T-spec「匠」には、GT-R R35 NISMOのカーボンセラミックブレーキや、ワイドなフロントフェンダー、NISMOチューニングのビークルダイナミックコントロールも装備。

ボディカラーにおいては、アリア(New Ariya)やノートオーラ(New Note Aura)にも採用されたミッドナイトパープルが設定され、ゴールド塗装の20インチRAYS製鍛造ホイール、そしてモリグリーンの専用トリムと室内オーナメントが設定されます。

これは日本市場向けのT-Specも同様なので大きな差はありませんが、最も注目したいのはもう一つ特別仕様車。

2ページ目:スカイラインエディションは何が特別?日本でのサプライズモデルとは?