ブガッティ・シロン後継の新型トゥールビヨンが世界初公開!「車好き&腕時計好き」のために作られた世界限定250台の特別モデル!V16ハイブリッド搭載で1,800馬力を発揮!
まさか腕時計の「構造・仕組み」を車名にするとは…
ブガッティは、日本時間の2024年6月20日の午前5時、シロン(Bugatti Chiron)の後継モデルとなる新型トゥールビヨン(New Tourbillon)を世界初公開しました。
車名にもある通り、腕時計の構造・仕組みを意味し、フランス語で「渦」を意味しますが、まさか古くからの腕時計に関与する名称を車の名前にするとは…
今回ブガッティが発表した新型トゥールビヨンは、これまで噂された通り世界限定250台のみ販売される超希少なハイブリッドハイパーカーで、3基の電動モーターを供給するリマックのデザイン言語や技術が踏襲された一台となります。
トゥールビヨンのエクステリアを見ていこう
こちらが今回、ブガッティが公開した新型トゥールビヨンのエクステリア。
基本的にはシロンのデザイン言語を踏襲しつつも、ブガッティのアイコンでもある馬蹄型グリルや、サイドのC型ラインを踏襲した2ドアスポーツクーペスタイル。
一目で「ブガッティの最新モデル」もしくは「シロンの後継」とわかる馴染みのあるデザインとなっています。
少し角度を変えてみると、何とも複雑なボディラインを持つトゥールビヨンですが、ヘッドライト下の通気口は、大きなサイドインテークに空気を送り込む仕様に。
そしてブガッティのアイコンともいえる馬蹄形グリルは、よりワイド化してラジエーターに空気を大量に送り、ダウンフォースも増強。
こちらはリアデザイン。
ブガッティが過去に販売したワンオフモデルのラ・ヴォワチュール・ノワール(La Voiture Noire)をモチーフにしたようなOLEDテールランプに加え、リアエンドの”BUGATTI”ロゴも一緒に光る仕組みになっています。
そして、ヴェイロンやシロンより継承されているアクティブリアウィングは、上方に展開してエアブレーキとして機能。
そして、これらすべてはシロンの骨格と比較して45%も軽量化された全く新しいマルチリンクサスペンションをインストールしています。
ブガッティCEOであるメイト・リマック氏は、「ブガッティ・トゥールビヨンの開発は、ブガッティの115年の歴史とエットーレ・ブガッティ自身の言葉に常に導かれてきました」と語り、加えて「彼のマントラ『比較できるものはもはやブガッティではない』と『美しすぎるものなどない』は、私個人にとっても、ブガッティのハイパースポーツカーの歴史に新たな刺激的な時代を創り出そうとしている。設計チームやエンジニアリングチームにとっても、指針となりました」と語っています。
ドア開閉は上に開くディヘドラルドアを採用!
そしてドア開閉は、遂に横開きのヒンジドアから、ラ・フェラーリやマクラーレン・セナ、リマック・ネヴェーラにも採用されているディヘドラルドアを採用。
トゥールビヨンのワールドプレミアの際には、電動で開閉するシーンも確認できましたが、やはりこうした姿を見ると「スーパーカーらしい姿へと変貌を遂げたな」と思う所。