2025年モデルとなるポルシェ新型911GT3 (992.2世代)が世界初公開!何と価格は前モデルよりも700万以上値上げして約3,300万円…これもタイカンとの抱き合わせ商法か

自然吸気系&ノンハイブリッドを維持した新型911GT3

ポルシェは2024年10月19日、ハイパフォーマンス&2025年モデルとなる新型911GT3 (Porsche 911 GT3, 992.2世代)を世界初公開しました。

今回発表されたモデルは、2023年モデルに比べて内外装デザインや足回りのサスペンションの若干の調整が入り、更に排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを継続したノンハイブリッドモデルとなっています。

発売時期としては2025年夏頃を予定していますが、価格は驚きの224,495ドル(日本円に換算して約3,356万円)とのことで、2023年モデルに比べて約50,000ドル(日本円換算で約700万円)ほど高額になっているようです。

【追記】日本での販売価格は28,140,000円(税込み)と発表


年々厳しくなる法規制に準拠するため、様々な技術が結集したフラット6エンジン

こちらが今回、ポルシェより世界初公開された新型911GT3。

現代の象徴ともいえるGT3ですが、実は生誕25周年を記念するそうで、このタイミングでの登場は中々に魅力的。

992.2世代となる新型911GT3ですが、以前のモデルと比べて排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンなのは変わらず、最高出力502hp/9,000rpmを発揮するハイパフォーマンスモデルへと仕上げられています。

いよいよ992.2世代よりマイルドハイブリッドが搭載か?とも噂されたGT3ですが、やはりこのモデルに関してはノンハイブリッドを継続しているものの、エンジンスペック自体は大幅なアップデートもなく、「自然吸気&ノンハイブリッドの限界か…」と思わせる内容。

ただ、ポイントはそこではなく、あくまでも排ガス規制や騒音規制が年々厳しくなっている昨今において、ノンハイブリッドを継続して販売してくれていることが重要。

法規制に対応するため、エンジンには2つのガス粒子フィルターと、4つの触媒コンバーターが搭載され、新しい排ガス対策機器のユニークさを増すため、エンジンにはGT3 RSよりも優れたカムシャフトや新しいスロットルボディ、新しいオイルクーラー、改良されたヘッドも搭載されているとのこと。

トランスミッションも6速MTと7速DCTの何れかから選択可

こうした技術の結集により、昨今の厳しい法規制に準拠できるハイパフォーマンスエンジンが採用されたわけですが、それに伴って開発費の回収を目的に車両本体価格も前モデルに比べて+40,000ドル(日本円に換算して約600万円)ほど大幅にアップしているのは致し方ないところ。

なおトランスミッションも、以前と同様に6速MTと7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の何れかから選択が可能となっています。

足回りのサスペンションも改良へ

続いて足回りについても見ていきましょう。

フロントサスペンションについては、GT3 RSから経験したいくつかのトリックを採用。

サスペンションリンクの一部はエアロフォイル形状になっており、フロントのダウンフォースとブレーキ冷却の両方が向上。

リアセクションのウィッシュボーンのフロントリンク取り付けポイントも低くなっており、ブレーキング時のダイブが軽減され、前後の安定したエアロプラットフォームを確保するのに役立つとのこと。

エクステリアも若干の手直しが入り、空力特性も向上

続いてエクステリアを見ていくと、ヘッドライトは新しくなりフロントの空気力学的インレットもワイドになりました。

これによりフロントダウンフォース量も増加し、バランスをとるためにディフューザーやエンジンカバーリッド、インレットを微調整しているとのことですが、パッと見では分かりづらいレベルかと思います。

タイヤも大幅に改良され、ばね下荷重も軽量化

その他の変更ポイントとしては、実は足もとのタイヤも新しくなり、フロントが 255/35ZR20、リアが315/30ZR21に変更。

ポルシェによると、新しく開発されたタイヤゴムが雨天時の性能に役立つそうで、より粘着性の高いサーキット重視のタイヤも用意されているとのこと。

ホイールに関しては、バネ下重量も1.5kg削減しているそうで、更にハイレベルな走りを追求できるそうです。

そして、数年前からRSモデルにてラインナップされてきたヴァイザッハパッケージですが、GT3にも採用されることに。

パッケージの中身としては、カーボンファイバールーフやアンチロールバー、ドロップリンク、シャーパネル、エンドプレート、ミラーキャップが付属し、これにより、より軽量なマグネシウムホイールも選択できるようになっています。

2ページ目:911GT3のインテリアでは、あれも変更になる?控え目なエクステリアの911GT3ツーリングパッケージも登場!