これは酷い…中国シャオミの新型SU7 MAXは670馬力以上を発揮するのに「ブレーキパッドはホンダCR-Vも小さい」ことが判明!シャオミ公式「サーキットに適していない車」とコメントし大炎上
シャオミはあくまでも「日常的に使用するために設計した車」とコメントしているが…
中国のスマートフォンメーカーでありながらも、ピュアEVモデルも販売しているシャオミ。
特にシャオミの主力モデルともいえる新型SU7をベースにしたスポーツモデルの新型SU7 MAXが大きな話題となっていますが、このモデルを使ってサーキット走行したところ事故が連発。
「何かがおかしいぜシャオミ!」と疑問に思った中国のインフルエンサーが、SU7 MAXの足回りをチェックしてみたところ、何とブレーキシステムが全く「サーキット走行に適していない設計」になっていたそうで、これをYouTubeに投稿したところシャオミに対する批判の声が挙がっています。
ブレーキシステム以前に、品質にも問題があるようだ
こちらが今回、中国人インフルエンサーによって撮影されたサーキット走行での事故動画の一部。
画像を見てもお分かりの通り、SU7 MAXのフロントバンパー周りや足回りが大きく損傷していることが確認できます。
このモデルは、0-100km/hの加速時間が僅か2.8秒という加速性能を持ち、システム総出力673psを発揮、フル充電での航続可能距離は800kmに到達する実用的なスポーツセダンとして販売されています。
しなしながらこのモデル、ブレーキシステム以前に製品としての品質が決して良いものではなく、何とサーキット走行中にタイヤハウスカバーが外れてしまったり(ブレーキ問題で事故する以前の話)、空力特性が優れていないのか、エアロパーツが一部外れてしまうなどの問題も発生しているとのこと。
そして今回の一番の問題となっているブレーキシステムですが、本来SU7 MAXのようなピュアEVモデルだと、回生ブレーキシステムが働くのでは?との見方もあるようですが、どうやら中国人インフルエンサーによれば、そういったブレーキシステムすらも正常に働いておらず「サーキットにおいてはフットブレーキも全く効かず、抜けるような感覚だった」と説明しています。
今回のサーキット走行ではその詳細は明らかになっていませんが、もしかすると変速機の無いSU7 MAXでは、回生システムが失効するような瞬間があったのかもしれません(それもある意味で問題ですが、なおのことブレーキシステムが重要になってくる)
ちなみに、SU7 MAXでのサーキット走行中の事故は、インフルエンサーを招待したイベント含めて最低3回は発生しているそうで、ドライバー側の操作に問題があるというよりも、足回りの設計に根本的な問題があることも考えられそう。
上海天馬サーキットにおいては、ブレーキング性能を確認するために高速域からフルブレーキをかけるもSU7 MAXが不安定な挙動を見せてスライド → コーナーバリアに突っ込むような大事故に発展しています。
ちなみに、中国の人気YouTuberである堂主撩車(Tang Zhu Liao Che)の動画でもSU7 MAXのブレーキ問題について指摘されていますが、すでに動画再生数は100万回を超えており、事故前に5周もホットラップを走行していた車のブレーキを撮影し、比較的小さなパッドがひどく摩耗していることも確認。
見た目は立派なブレンボ製ブレーキシステムを装着しているに見えますが…
テスラ・モデルYや、ホンダCR-Vよりも小さなブレーキパッドを使用しているとは…
実際にはスッカスカのブレーキパッドしか装着されておらず、テスラ・モデルYよりも小さいことはもちろんのこと、何とホンダCR-Vよりも小さいブレーキパッドを使用していたことが発覚しています。
その後、2024年6月にはSU7に乗っていた別のインフルエンサーがサーキット走行中に同様のブレーキ故障を報告。
こうして見ると、そもそも本当にブレンボ製のブレーキを使用しているのかも疑問に思えてきますね。
Xiaomi SU7 Brake Failure Leads to First National Crash, Widespread Data Falsification Revealed
この事故では、ドライバーが衝突前にハンドルを振り切っていましたが、車が壁に衝突したとき、車はほぼ完全にスライドしていてエアバッグは展開せず、運転席周りもバラバラに破損していました。