ホンダが次世代ピュアEVの新型Honda 0 SALOON/Honda 0 SUVのプロトタイプをCES2025にて発表!レジェンドに続く待望の自動運転レベル3を採用へ
ホンダが遂に次世代Honda 0シリーズ2車種のプロトタイプを発表へ!
2025年1月7日~10日まで、アメリカ・ネバダ州ラスベガス市にて開催されているCES2025において、ホンダが2026年にグローバル市場へと投入予定となっている新世代ピュアEVの2車種が世界初公開されました。
今回公開されたのは、過去にCES2024にてコンセプトカーとして出展されたHonda 0 SALOON (ホンダ・ゼロ・サルーン)のプロトタイプモデルと、もう一つが全く新しいHonda 0 SUV (ホンダ・ゼロ・エスユーブイ)のプロトタイプモデル。
なお、これらのモデルに関しては以下の特徴があり、量産車としては待望のアイズオフとなる自動運転レベル3が採用されるとのこと。
■Honda 0シリーズに搭載する独自のビークルOS「ASIMO OS」を発表
■Honda 0シリーズを通じて自動運転レベル3(アイズオフ)をスピーディーにグローバルへ拡大。世界に先駆けて全域アイズオフを実現し、移動の新たな可能性を切り開く
■ルネサス・エレクトロニクス株式会社と2020年代後半に投入する次世代のHonda 0シリーズに採用する高性能SoC(システム・オン・チップ)の開発契約締結を発表
■Home Energy Management Systemによる新たなエネルギーサービスの提供など、エネルギーサービスの取り組みを加速
カウンタックからガヤルド風の顔つきに変化したHonda 0 SALOONプロトタイプ
こちらが今回、CES2025にて世界初公開された新型Honda 0 SALOONのプロトタイプモデル。
ホンダがCES2024に出展したコンセプトカーとは異なり、ボディスタイルは流れるようなクーペスタイルは変わらないものの、フロントマスクはランボルギーニ・カウンタック (Lamborghini Countach)風から、ガヤルド (Gallardo)風のアグレッシブな顔つきに変化。
ちなみにこちらが、CES2024にて出展されたHonda 0 SLOONコンセプトのフロントマスク。
本モデルは、2026年の発売に向けて開発・試験などが進められており、デザインもほぼこの姿で販売されることが決まっているとのこと。
Honda 0シリーズのフラッグシップであるHonda 0 SALOONは、新開発のEV専用アーキテクチャーをベースに、Honda 0シリーズの開発アプローチである「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」を具現化する数々の次世代技術を搭載。
レジェンドに続く、新技術満載の自動運転レベル3搭載へ
そして、このモデルで最も注目すべきがアイズオフを実現とする自動運転レベル3。
これは世界で初めて実用化した自動運転レベル3技術に裏打ちされる信頼性の高い自動運転技術や、ASIMO OSによりユーザー一人ひとりに“超・個人最適化”された移動体験など、Honda 0 SALOONにおける“Wise”の一端を提供するとのこと。
ホンダは、2021年に自動運転レベル3(アイズオフ)となる条件付自動運転車(限定領域)に適合する先進技術を有する「Honda SENSING Elite(ホンダ センシング・エリート)」を搭載したレジェンド (Legend)を発売し、世界で初めて自動運転レベル3を実用化。
この実用化にあたり、世の中から交通事故の数を減らすことはもちろん、「人の運転であれば回避できた」というような事故は絶対に起こしてはならないという前提のもと、あらゆる運転条件や事象を想定し、Honda SENSING Eliteを開発。
ホンダは、このアイズオフ技術を普及させていくことが交通事故死者ゼロに繋がる道であると考え、Honda 0シリーズを通じて、より多くの顧客の手に届く自動運転車をグローバルで提供していくとのこと。
この実現に向けて、Helm.aiの「教師なし学習」と、熟練ドライバーの行動モデルを組み合わせた独自のAI技術により、少ないデータ量でAIが学習し、効率よく自動運転・運転支援範囲を拡大。
さらには、ヒトやモビリティの研究で培ったホンダ独自の協調AIを活用することで、人の運転でも難しい周囲の交通参加者との「譲り合い」といった協調行動の精度をより一層向上。
これらの先進技術により、急な動物の飛び出しや落下物など、想定外の出来事に対しても素早く適切に対処できる信頼性の高い運転支援を実現していくそうです。
Honda 0シリーズでは、まず高速道路での渋滞時アイズオフから自動運転技術を搭載し、OTAによる機能アップデートを通じて、運転支援・自動運転レベル3適用の範囲を拡大。
自動運転レベル3では、運転主体が人からクルマへと変わり、映画鑑賞やリモート会議など、これまでにはできなかった「ドライバーによる移動中のセカンドタスク」が可能となります。
Honda 0 Series|WISE EXPERIENCE(日本語字幕)
何とも発売が待ち遠しいHonda 0 SALOONの量産モデルですが、繰り返しにはなりますが2026年に北米市場へ投入し、その後、日本や欧州などグローバルへの展開を予定しているとのこと。