三菱の新型デリカミニを所有しての最終評価は?デザインやインテリア、走り・乗り心地、予防安全装備、リセールなどを総合評価してみた

私にとって初三菱となるデリカミニの最終評価を行っていこう

2023年6月~2024年12月まで所有していた、三菱の現行デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini) T Premium[2WD]。

本モデルの所有期間としては約1年半で、以下のブログでは、それまでにかかったリアルな維持費・ランニングコストに加え、売却価格と総コストとの差額などもまとめています。

今回は、デリカミニを約1年半所有しての総合評価をまとめていきたいと思います。

具体的な評価内容は以下の通りです。

■エクステリアデザインについて

■インテリアデザインについて

■走りや乗り心地、燃費

■予防安全装備とドライビングサポートMi-Pilot

■リセールについて


エクステリアデザインについて

まずはエクステリアデザインについて。

eKクロススペースのビッグマイナーチェンジ版という立ち位置ながらも、どことなくランドローバー現行ディフェンダー (Land Rover Defender)にそっくりなヘッドライト意匠を採用するなど、その見た目はかなり愛嬌がありゴツカワ。

おまけにマスコットキャラクターでデリカミニの化身ともいえる「デリ丸。」がテレビCMに登場したことで、デリカミニの注目度も更にアップしたことは言うまでもありませんよね。

そんなデリカミニですが、エクステリアデザインの総評としては以下の通り。

■エクステリアデザイン:★★★★☆

・ゴツカワな顔つきだけで購入意欲を掻き立てる魅力あるデザイン

・中々選ばないアッシュグリーンメタリックをイメージカラーにすることで、その色の良さを知ることが出来た

・軽トールワゴンとしては珍しいルーフレール/ルーフキャリアも備わっているのはグッドで、更に個性とアウトドア感をアピール

・フロント&リアウィンカーがLEDだとスマートさや一貫性があって更に良かったので、次のマイナーチェンジに期待

・アダプティブLEDヘッドライトが搭載されたため、夜間時の走行も安心感が高い

インテリアデザインについて

続いてインテリアを見ていきましょう。

インテリア関しては、こちらもeKクロススペースや日産ルークス (Nissan ROOX)がベースになるため若干の古臭さはあるものの、それでも使い勝手や装備内容としては十分だと考えています。

そんなデリカミニですが、インテリアデザインの総評としては以下の通り。

■インテリアデザイン:★★★☆☆

・全体的に古臭さは残るが、使い勝手としては特に問題無し

・シートヒーターだけでなくステアリングヒーターが備わっているのは有難い

・シートヒーターは2段階調整だと尚良い(ON/OFFだと微調整ができず、時間が経過するとアツく感じる)

・エアコンの操作系は物理スイッチの方が誤タッチも少ない

・DOPの9インチナビゲーションディスプレイは、USBポートが備わっていないのでAndroid Auto/Apple CarPlayが使用できない

走りや乗り心地、燃費について

続いては、デリカミニの走りや乗り心地、燃費について。

eKクロススペースがベースでありながらも、足回りはラフロードでも安心で快適なチューニングを施しているのも魅力的。

グリップコントロールやヒルディセントコントロールが標準装備なのはもちろんのこと、四輪駆動[4WD]モデルでは、大径タイヤと専用開発のショックアブソーバーによりラフロードもしなやかに走行できるのですが、私が所有していたのは前輪駆動[2WD]モデル。

しかしながら、それでもマイルドな乗り味で足回りがしなやかなに動いていた印象が強く、その点は他の軽モデルには無かった最大の強みだったと思います。

そんなデリカミニですが、走りや乗り心地の総評としては以下の通り。

■走りと乗り心地:★★★☆☆

・T Premiumだったので、ターボとマイルドハイブリッド特有の立ち上がりの加速は力強くストレスは感じにくかった

・中間加速は少々ラグを感じる印象で、1,800rpm以上の立ち上がりはモタついたのが気になるところ

・乗り味自体はマイルド寄りで、N-BOXの適度なカタさに慣れている方からすると違和感はあるかも

・ステアリングフィールは軽めだが、どこか心許ない/剛性が低い印象を受ける

・ちょっとした段差や未舗装の道でも安定した走破性なので、2WDでも十分満足度は高い

・燃費に関しては12km/L~15km/LとMHVの割に決して良くなく、無給油で400km走れないのがほとんどだったのが残念

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