これがフルモデルチェンジ版・スズキ新型カプチーノ?約30年ぶりの復活でボディサイズもエンジンも拡大し、新型Z風の顔つきになるとの噂
軽モデルのイメージの強いスズキだが、このタイミングで本当に次期カプチーノが登場するのだろうか?
2025年1月30日、スズキの5ドアジムニーこと新型ジムニーノマド (Suzuki New Jimny Nomade)が発表され大きな話題となりました。
これに続き、一部国内カーメディアがフルモデルチェンジ版・新型カプチーノ (New Cappuccino)が登場する?と報じており、予想レンダリングと共に具体的なスペックやデビュー時期なども予想しています。
スズキにとって数少ないスポーツモデルですが、果たして本当に登場するのかも注目です。
カプチーノは一世代限りで販売終了した希少な軽スポーツカー

こちらが、スズキが過去に販売した軽スポーツカーのカプチーノ (EA11R)。
ボディサイズは全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,185mm、ホイールベース2,060mmで、当時の車両本体価格は1,458,000円(税抜き)でした。
1989年に東京モーターショーにて出展され、その2年後となる1991年11月に発売されたわけですが、一度もフルモデルチェンジすることなく、僅か一世代限りで1998年10月に販売終了した希少なスポーツカーでもありました。
カプチーノのスペックは?
パワートレインは、当時のアルトワークスと同じF6A型となる排気量660c 直列3気筒エンジンをフロントに縦置きし(いわゆるフロントミドシップ)、最高出力64ps/6,500rpm、最大トルク85Nm/4,000rpmを発揮。
ボディスタイルとしては、ロングノーズ&ショートデッキスタイルを採用し、駆動方式は後輪駆動[RWD]が採用されました。
マイナーチェンジで更にパフォーマンスを向上
ちなみに、1995年5月に初めてマイナーチェンジが実施され、モデル型式がEA12RからEA21Rへと変更されたわけですが、最大の変更点となるのがエンジンで、オールアルミニウム化されたK6A型エンジンに16ビット化されたECUを搭載することで、最高出力は規制いっぱいの64psのままですが、最大トルクは103Nm/3,500rpmへとアップデートされました。
※車体重量も700kg → 690kgに軽量化されたもの重要トピックス
またこのマイナーチェンジにより、当初は5速MTのみのラインナップでしたが、3速ATも追加ラインナップされたため、幅広い客層にも愛されるスポーツカーでしたが、その後フルモデルチェンジすることなく長期間販売されなかったのは残念です。
販売終了から27年が経過し、遂に2代目が登場?

そんなカプチーノですが、国内カーメディアAPOLLO NEWS SERVICEさんの報道によると、どうやら2026年に2代目として復活する可能性があるとのこと。
上の画像はイメージレンダリングになりますが、どことなく日産の新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)をイメージさせるような大口グリルやシャープなヘッドライトが搭載され、全体的にスタイリッシュ。
ちなみに予想される2代目のボディサイズは、全長3,895mm×全幅1,695mm×全高1,260mm、ホイールベース2,410mmと、初代の軽規格から大きく逸脱するサイズ感なわけですが、APOLLO NEWS SERVICEさんも「軽スポーツカー」とは言わず、おそらくは普通乗用車タイプのコンパクトスポーツカーとして紹介しているのだと思われます。