スズキ新型ジムニーノマドの実車を見てきた!展示車を配備していない販売店も多く「契約者しか見れない」条件付き?インド産だからなのか「車内がクサイ」

ようやく発売したにも関わらず、多くのスズキディーラーでは実車が展示されていないようだ

2025年1月30日に発表/同年4月3日に発売されたばかりとなる、スズキの5ドアジムニーこと新型ジムニーノマド (Suzuki New Jimny Nomade)。

当ブログでも何度か紹介してきたジムニーノマドですが、正式発表から5日経たずして全国受注数が5万台を突破したために即受注停止に。

しかも5万台のうち5,000台ほどが転売目的でオーダーされていたため、メーカーとしても精査している状況ですが、まさか発売前から5万台を超えるバックオーダーを抱えるとは予想もしておらず、事前に開催予定だった先行展示会も中止に。

そして今回、ようやく発売されたものの多くのスズキディーラーでは実車が展示されていないことが判明しました。


今回特別に実車を拝見!但し実車を見るには「条件」があるようだ

こちらが今回、発売と同時に特別に展示されていた新型ジムニーノマド。

先ほどもお伝えした通り、本モデルは発表直後から大量のバックオーダーを抱えて受注停止となったため、先行展示会は中止に。

加えて多くのスズキディーラーでは、ジムニーノマドの展示車・試乗車がほとんど入ってきておらず、その多くがユーザー向けに優先的に配車されることになるそうですが、今回特別に実車を拝見させていただくことに。

私がお世話になっているスズキディーラー曰く、今回密かに展示された実車は「先行予約もしくは既に発注済みのオーナーだけが見れる」そうで、単に実車を見に来るユーザーさんは基本的にお断りしているとのこと。

っというのも、実車を配備していない販売店が多いために、しかも受注も受け付けていない新車を展示するってどうなの?という考えもあって、基本的には予約・契約したオーナーだけを対象に実車展示会を開催しているそうです。

展示されていたのは新色アークティックホワイトパールの4速ATモデル

今回、私が拝見させていただいたのは、モノグレードFCの4速ATモデルで、ボディカラーはフロンクスにも採用されているアークティックホワイトパール。

角ばったボディスタイルに膨張色のホワイトが加味されると、より大きく見える特性を持ちますが、ジムニーノマドの場合は「可愛らしく見える」という不思議。

ジムニーノマドのチャームポイントでもあるガンメタル&メッキ加飾のフロントグリル

そしてジムニーノマドのエクステリアで注目したいのが、フロントグリルの5スロットグリルがガンメタリック+メッキ加飾付きになっていること。

3ドアタイプのジムニーシエラは、マットブラック仕上げのフロントグリルに仕上げられていますが、居住性の高さを強みとなるジムニーノマドの場合は、見た目もエレガントさを演出するためにメッキ加飾などを施しているようです。

別の角度から見ていくと、フロント周りのバンパーもガンメタリックに塗装されて引き締まった印象を与えていますね。

全長が延伸されて重厚感が増したジムニーノマド

スペースの関係上、今回は真横からの撮影はできませんでしたが、ジムニーシエラよりも全長+340mm延伸されたこともあって、全長3,890mmと4,000mmを切っているものの、単体で見ると伸びやかで大きく見えるという不思議。

やはり3ドアから5ドアに増えたことでパネル面積が大きくなったからなのか、より重厚感のあるボディにアップデートされ、これまでの軽やかに見えたジムニーとは大きく印象が異なり好みの見た目に。

リアデザインはシンプルで、ジムニーシエラと基本的には同じながらも…

「遊牧民」を意味するNOMADEのエンブレムも

リアエンドには、昔ながらエスクード・ノマドにも採用されていた懐かしい”NOMADE”エンブレムを貼付。

背面タイヤ(スペアタイヤ)は、カバーが装着されず剥き出しの状態なんですね。

足もとは、ジムニーシエラ同様に無塗装ブラック樹脂のオーバーフェンダーが装着されていますが、全幅は基本的に同じ1,645mm。

全幅1,700mmを切っているので5ナンバーサイズなのですが、やはり全長が伸びやかになった分、全体的に大きく見えるのがジムニーノマドの特長であり、3ナンバーボディと言われても不思議ではないサイズ感だと思います。

足もとを見ていくと、15インチのY字スポークタイプとなるガンメタリック塗装のアルミホイールが装着され、タイヤ銘柄はブリヂストン製DUELER H/L、タイヤサイズは195/80R15インチとかなり肉厚ですね。

現行ジムニーシエラには無い、デュアルカメラブレーキサポート付

フロントウィンドウの上部を見ていくと、ジムニーシエラのみに搭載されるデュアルカメラブレーキサポートも標準装備。

おそらくジムニーシエラの2025年モデルでも、デュアルセンサーブレーキサポートからデュアルカメラブレーキサポートへとアップデートされるかと思いますが、それによってどれだけ価格アップするのか気になるところです。

2ページ目:インド生産だからなのか、ジムニーノマドの車内はちょっと臭い?