【珍事】愛車のホンダ・シビックタイプR (FK2)が盗難被害に→泣く泣く中古車サイトで「ほぼ同じタイプR」を購入したのが盗まれた愛車だった

まさか自身の盗まれた車だと「知らずに」買い戻すことになろうとは…

ホンダのスポーツモデルでお馴染みとなるシビックタイプR (Honda Civic Type R)。

全世界のユーザーに愛される前輪駆動[FF]ベースのMTスポーツモデルですが、今回イギリス在住の男性が所有していた2016年式となるFK2型シビックタイプRが盗難被害に。

しかも盗難被害にあったオーナーは、その後中古車市場にて自身が所有していたものと同じ仕様のシビックタイプRを購入するわけですが、その車両がまさかの「盗まれた車両」であったことが後に発覚。

まさか「自分の車だと知らずに」買い戻すことになろうとは…そんな不思議な出来事が起きました。


オーナーにとってあまりにも不条理な出来事だった

その奇妙な出来事は2025年2月18日、シビックタイプR (FK2)のオーナーであるユアン・バレンタイン (ewan_valentine)氏が、自身のインスタグラムに投稿した内容から発覚しました。

早速その内容を見てみると、とある日の早朝、彼はいつものように自身の愛車であるシビックタイプRを眺めながらコーヒーを飲もうとしていたところ、そこにいつも置いてあったはずの愛車が無くなっていました。

彼が所有していたのは、2016年式のFK2型となるシビックタイプRで、上の画像にある通りボディカラーはブラック系。

フロントロアスポイラーには、レッドのディテールアクセントが加飾され、足もとにはレッドのブレーキキャリパーが塗装されたスポーティな見た目を持つ一台です。

この個体は、約3年前となる2022年に中古で購入した個体だそうで、イギリスではとても人気がある一方で、盗難被害に遭いやすい個体なのだそう。

そんな希少なFK2型シビックタイプRですが、まさか自分の愛車が盗まれるとは予想もしておらず、本人はかなりにパニックになっていたと言います。

しばらくして、近くの警察に通報し、SNSやインターネット掲示板でも周りの力を借りながら調べることに。

掲示板サイトでは、「盗難車はタイプRです。ソリハル/オルトン地区で、当時午前3時5分に盗まれました。クプラ・レオンのような車で停まっていました。もし見かけたら、ぜひシェアして教えてください。ありがとうございます。心から感謝します」と彼は投稿しました。

必至に探すも愛車は見つからず…

彼の必死の行動は、残念ながらどれも上手くいかず、彼は渋々ながらも乗り換えを決意することに。

新しい車をインターネット中古車サイトにて探していたところ、偶然にも自分が所有していたものと同じ仕様のホンダ・シビックタイプRを発見。

彼は「まさに奇跡だ!年式もボディカラーも、そして両サイド2本出しにカスタムしていたマフラーも全く同じだし、ほぼほぼ同じだから買うしかない」と即決。

本来であれば、「あれ、この車って…もしかして俺のじゃね?」と疑問に思うはずなのですが、決定的に異なるのは「走行距離」と「ナンバープレート情報」、そして「車台番号」だったそう。

そのため彼は、何の疑いも持たずに中古車サイトに掲載されていた車両を、実車を拝見することなくオンライン上で購入・契約したそうです。

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