ダイハツ・ムーヴキャンバスのココが不満!オートブレーキホールドとアイドリングストップの同時作動が熟練工並みに難易度高めだった件

メーカーによって車の作りはもちろんのこと、考え方も異なるところに、メーカーの個性が出ていて勉強になる

2022年9月に私の父母用に納車されて、もうすぐ2年9か月が経過するダイハツ現行ムーヴキャンバス・セオリーG (Daihatsu New Move Canbus Theory G)[2WD]。

前回のブログでは、本モデルの傷だらけのエクステリアをチェックしていきましたが、今回は内装における気になるポイント、もしくは不満ポイントをいくつか見ていきたいと思います。

普段は父母がメインで活用していることもあり、中々この車の細かなインプレッションはできていませんでしたが、ここ最近は定期的に活用していることもあって、気になるポイントがいくつか出てきました。

その多くが「ダイハツあるある」なのかもしれないのですが、他の競合の軽自動車ではあまり見られないようなところも見つかり「車って個性があって面白いなぁ」と思うばかりです。


メーターの情報量が少ない

まず気になるポイントは、ムーヴキャンバスの4.2インチ縦型液晶メーター内の情報が少ないということ。

ここでいう、「メーター内の情報が少ない」というのは、「必要最低限この情報は欲しいよね…」というものなのですが、具体的には外気温が表示されていないということ。

上の画像のように、「平均燃費」や「航続可能距離」、「燃料残量目盛り」、「ODOメーター/Tripメーター」、そして「ギアセレクターインフォメーション」が表示されているのですが、せっかく右上に「現在時刻」が表示されていて、左上に空きスペースがあるのですから、ここに外気温を表示させたら良いのでは?と思うんですね。

外気温情報はスクロール変更しないと表示されない

ちなみに、外気温を表示させるには、メーター情報を上下スクロールで切り替えることにより、上の通り「日付」「現在時刻」、そして「外気温」が表示されるわけですが、そうなると上の4分の3ぐらいのスペースが余計に空いてしまいナンセンスなレイアウトになるんですよね…

折角シンプルでフォントも見やすいデザインなのですから、必要最低限の情報「現在時刻」「外気温」を最上部に固定させた方が、わざわざスクロールする必要もないと思うのが正直なところです。

オートブレーキホールドとアイドリングストップの調整が熟練工並みに難しい

続いては、オートブレーキホールド[ABH]機能とアイドリングストップの同時作動が難しいことについて。

私が所有する現行ムーヴキャンバスでは、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が標準装備されていて、アイドリングストップ機能も搭載されているのですが、実際に信号待ちなどで停車 → オートブレーキホールド作動 → アイドリングストップが作動するのですが、フットブレーキを踏むのが強いからなのか、ある一定の踏力になるとアイドリングストップが解除されてしまうんですね。

こちらが、オートブレーキホールドとアイドリングストップが同時に作動している状態。

このように作動するには、優しい踏力で徐々に0km/hまで減速するわけですが、少しずつ踏む力を加えていくことで、オートブレーキホールドが作動するポイントを見つける必要があります(このときに踏み過ぎは注意)。

オートブレーキホールドが作動したタイミングで、アイドリングストップも同時に作動するのですが、そこから更に踏力を与えてしまうとアイドリングストップが解除されてしまうので、ある意味で熟練工のような絶妙な調整が必要になるんですよね…

トヨタやホンダ、三菱などのガソリンモデルだと、オートブレーキホールド+アイドリングストップが作動して、余力でブレーキを踏んでしまってもアイドリングストップが解除されることはないので、なぜダイハツだけブレーキを踏むことで解除するような仕組みにしているのかは謎です。

ダイハツのカメラ画質は決して良くない

続いては、ムーヴキャンバスに搭載されるスマートパノラマパーク用カメラや、バックガイドカメラの画質が決して良くないということ。

まだカメラが搭載されているだけ十分魅力的なムーヴキャンバスですが、日中の晴れた天気でも、上の画像のように画質は粗め(カメラ映像がおかしく見えるのは、運転席側のドアを開けているから)。

ちなみに夜間時のパノラマモニターはこんな感じ。

アナログテレビ並みに画質は悪いですが、あくまでも白線を認識できるレベルであれば、この程度の画質でも問題ない、というダイハツ側の判断なのかも?

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