【朗報】BMW Mが直6/V8エンジンを存続へ「高性能化し、法規制対応&パフォーマンス維持していく」。2026年に生産・販売終了するモデルも公開

ダウンサイジング&電動化が主流となる中、BMW Mは引き続き直6&V8エンジンを継続へ

様々な自動車メーカーが大排気量エンジンを廃止し、ダウンサイジングターボ化及びハイブリッド化することで、大排気量エンジン相当のスペックを実現するパワートレインが多く存在します。

レクサスも、RC FやIS500 F SPORT Performanceに続き、LC500/LC500コンバーチブルに搭載される排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載するモデルの販売・生産終了を予定しています。

こうしたなか、BMWのハイパフォーマンスブランドであるBMW Mでは、直6ターボエンジン及びV型8気筒ツインターボエンジンを廃止せず、引き続き開発及びラインナップしていくことを明らかにしました。


BMW M「今現在のパフォーマンスを維持し、法規制にも対応していく」

2025年7月に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025にて、海外カーメディアAutocarのインタビューに応じたBMW M CEOであるフランク・ファン・ミール氏によると、「BMWの直列6気筒エンジンとV8エンジンは、より厳しいユーロ7排ガス規制の導入にも耐えられる」と明言。

さらに、この2つのエンジンは性能に大きな影響を及ぼさずに存続することも明らかされていて、同氏は以下のように語っています。

通常、ハイパフォーマンスの状況では燃料を使って冷却します。

EU7ではそれが不可能なので、温度上昇を回避するための別の方法を見つける必要があります。

燃焼プロセスは、熱の蓄積と冷却の両方の観点から改善する必要があり、それが課題です。

もちろん、温度上昇を避けるためにパフォーマンスを落とすことは可能ですが、それは避けたいものです。

それが私たちの出発点です。新しいパフォーマンスバランスとは、ラムダ1で運転しながらも、パフォーマンスを落としたくないということです。

BMW及びBMW Mにとって、直列6気筒エンジンとV型8気筒エンジンは、特にパフォーマンスにおいて非常に重要な存在となっています。

現行M2/M3.M4はいずれも、BMW独自の排気量3.0L 直列6気筒ツインターボエンジンの派生型を搭載しており、M5とXMは、V型8気筒エンジンにプラグインハイブリッド(PHEV)を組合わせることで、トータルパフォーマンスと実用性を向上させています。

法規制対応に向け「非常に興味深いアップデートを施した」

ファン・ミール氏は、BMWがこれらのエンジンを新しいユーロ7規制に適合させるために、どのように改良したかについては詳細を明かさなかったものの、同社が「非常に興味深い」アップグレードをいくつか行ったと言及。

詳細は後日明らかになる見込みだそうで、この辺りの演出もBMWらしいところだと思います。

BMW M「ダウンサイジングターボ+電動化を採用する予定はない」

新型M4

なおAutocarは、BMW MのCEOに対して、「Mモデルに搭載するエンジンを、より小型の直列3気筒および直列4気筒にダウンサイジングすることを検討するか?」との質問に対して、「いいえ。直列6気筒エンジンは当社の伝統であり、V型8気筒エンジンはレースで培ってきた長い歴史と伝統を受け継いでいるので、今後も継続していくつもりです」と、ダウンサイジング化について否定。

メルセデスAMG C63などのように、直列4気筒ターボエンジン+PHEVによってシステム総出力を引き上げるよりも、内燃機関本来が引き出すパフォーマンスと官能的なサウンドこそが、本来BMW Mの顧客が求めている要素であることを理解しているのだと思われます。

なおBMWは、内燃機関への取り組みを改めて表明したのは今回が初めてではないく、2025年6月にも、BMWのオリバー・ジプセCEOが、内燃機関が同ブランドの「基盤」であり、同社は基本の直列3気筒エンジンから最強のV型8気筒エンジンまで、すべてのエンジンを新しいユーロ7規制に適合させるよう取り組むとも語っているため、そのモデルに応じた最適なパワートレインをラインナップしていくという、フレキシブルな考えを示しているようです。

2ページ目:海外カーメディアが2026年に販売・生産終了を予定しているモデルを公開!