日産がAI搭載の次世代プロパイロットの詳細発表!次期V38スカイラインやエクストレイル (T34)、新型エルグランド (E53)にも搭載か
日産が遂に次世代プロパイロットに関する詳細を発表!
日産が2027年度より、市販車に搭載予定となっている次世代プロパイロット(ProPilot)ですが、今回新たな情報が展開され、具体的にどのような技術が採用されるのかが明らかになりました。
日産の公式プレスリリースでも公開されている通り、現在日産が日本の公道にてテストしているのは、マイナーチェンジ版を想定したピュアEVクロスオーバー・アリア (Nissan New Ariya)の開発試作車。
そしてこの次世代プロパイロット技術は、2027年度以降にデビュー予定と噂のフルモデルチェンジ版・新型V38スカイライン (New V38 SKYLINE)にも搭載される可能性があるわけですが、果たしてどのような技術が採用されているのか見ていきましょう。
AI技術を駆使しつつ、11個のカメラと5個のレーダーセンサー、1個の次世代LiDARセンサーを搭載

こちらが、現在日本の公道にて次世代プロパイロットのテスト走行が実施されているアリアの開発車両。
日産の公式プレスリリースより、次世代運転支援技術(ProPILOT)の開発試作車によるデモンストレーションが、東京・銀座にて実施したことを発表。
元々プロパイロット2.0が搭載されている日産アリアをベースとした試作車で、複雑な交通環境に対し、高度に調和して安全に走行する様子を披露しました。

日産は、Wayve社(本社:イギリス・ロンドン市)の「Wayve AI Driver」ソフトウェアと、次世代LiDARによる「Ground Truth Perception」技術を活用した次世代プロパイロットシステムにより、運転支援技術の新しい基準を提案していくと説明。
具体的には、「11個のカメラ」と「5個のレーダーセンサー」、そして「1個の次世代LiDARセンサー」が搭載されることで、より複雑な条件においても安全に走行できるシステムを構築していくとのこと。
AI技術を駆使することで「更なる熟練ドライバー」のような走りを実現へ

日産によると、今回の次世代プロパイロット技術は、更なる熟練ドライバーのような運転を実現するとのことで、その技術には「Wayve AI Driver」が必須になると説明。
「Wayve AI Driver」とは、最先端のエンボディドAI技術を自動車の運転に適用したソフトウェアを指します。
車両に搭載したカメラセンサーによる画像データを「Wayve AI Driver」ソフトウェアが高度に処理し、都市部の複雑な道路環境に調和した、スムーズで安全な走行を実現。

WayveのエンボディドAIは、周囲のすべての情報を包括的に把握し、次に起こること、自身の行動が及ぼす影響を予測する能力を持ち、熟練ドライバーのような周囲に調和した安全な運転をすることができるとのこと。
さらに、高速な処理能力により、急な状況の変化に直ちに対応できるように備えた安全運転を行えるのもポイントです。
常に様々な状況に対応するため、道路や交通状況を学習していく進化型

またWayveのAIは、人間の認知や行動のプロセスの洞察に基づき、個々の物体の動きに対する反応を学習するのではなく、周囲のすべての状況の変化の過程の学習に重きを置き、多様な現実世界の事象を学習。
これにより、経験を積んだ注意深い人間のように複雑な状況でも的確な判断をすることができるため、良くも悪くも「人間よりも優れた運転が実現できる可能性が高まる」わけですし、予防安全装備が常に進化し続けていきます。

そして、次世代プロパイロット搭載車両は、高性能なLiDARセンサーをルーフに搭載しているわけですが、これはGround Truth Perception技術の重要な構成要素の一つ。
LiDAR(※)は、カメラの認識距離よりも遠方を正確に認識でき、高速走行時や夜間走行時に安全性を高める技術でもあります。
※LiDAR(ライダー)とは、レーザー光を照射し、その反射光から対象物までの距離や形状を計測する「光による検知と測距」技術。自動運転車の周囲の障害物検知、高精度な3Dマッピング、地形図作成、ロボットの環境認識など、幅広い分野で活用されており、現代のインフラや自動運転技術を支える重要なセンサー技術。